立ち飲みラリーで渋谷に来た時、立ち飲み屋をクリアするのに、こんなにも時間がかかるとは思ってなかった。せいぜい渋谷界隈に立ち飲みは5,6軒くらいだろうと踏んでいて、余裕で渋谷は突破できるだろうと思っていたが既に10軒。今回が11軒目となる。今回の本命は「あばらや 別館」。過去、何回か立ち寄ろうと試みたが、何故かタイミングが合わず。そしてこの日に至ったのだが、この日も店は半分シャッターを閉めている。近づくと人の気配があるので、近寄るとおばさんが仕込みをしていた。
「何時からですか?」
尋ねると、ぶっきらぼうに「5時半」と返ってきた。
まいったなぁ。あと30分もあるのか。なら、仕方ない。違うとこに行くか。
ワインバーは行く気がしないし、日本酒もパス。立ち焼肉ってフィーリングじゃないし。なら、パルコの地下にでも行くか。2月に角打ち風立ち飲みに行った時に、見つけた立ち飲み屋だ。
その店の名は「ビールボーイ」。ビールケースを積んでテーブルにするなど、パルコのテナントとは思えない店構えだった。お店到着は17時15分。中年男性一人と20代のカップルが一組でお客はまばらだった。
カウンターの左端に陣取り、「酎ハイ」(350円)をオーダー。焼酎はキンミヤらしいが、タンブラーがやや小ぶりで、氷も多めのためお値打ち感はない。
つまみは「ポテトサラダ」をチョイス。これが一風変わってた。味付けがやや酸っぱめ。マヨネーズ感はなく、もしかするとバルサミコ酢による下味かも。ところどころ赤い部分があるのが、よく分からなかったが、ちりめんとガーリックチップがまぶされていて食感的にガリガリしている。ただこういうポテサラも嫌いではない。
さて、2杯目はお店自慢のクラフトビールにしようか。メニューを見ると、「TODAYS MENU」とある。
ほう、ビールは日替わりするのか。その中から、とりわけスペシャルなものを選んでみた。
「ザ ガール フロム イパネマ」。
なるほど、イパネマの娘か。ブルワリーはBREWYORKとCRAFTROCKのコラボらしい。飲めるのは、この店と他2店のみ記載されている。このビールの種類はIPA。なるほどイパね。イパネマはそこからきてるみたい。どうせなら、店内のBGMはボサノヴァをかけてもらいたかった。Jポップじゃ、ちょっと雰囲気ない。これをパイント(790円)でいただく。
元来、自分はIPAはあまり好みではない。ホップが強いのがどうも。でも、このイパネマの娘はそれほどホップの香りが強烈ではなかった。娘はまだ蕾だからかもしれない。
せっかくビールにしたのだから、揚げ物でもいただくか。
そう思い、「ハムカツ」をいただく。ソースとともに出てきたのだが、そのソースが「ハチ公ソース」。この辺はさすがだ。渋谷愛が溢れている。その「ハムカツ」もサクサクでうまい。
ビールとの相性も抜群だった。
ただ、1杯800円(あくまでパイントね)のビールはそうがばがばとは飲めない。かといって、「酎ハイ」も少し物足りない。ということでもはや次に流れるしかない。
そう、行先は「兆楽」だ。
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