またもや浦安での仕事。前回は舞浜でクラフトビールを飲んだが、今回は旧市街へ出てみることにした。バスで20分ほどかかるが、我慢我慢。
特に行くあてもなかったが、何かしらあるだろうと駅のロータリー入口に足を踏み入れたら、いきなりあった。立ち飲み屋。もちろん想定外。
「ヤマネ肉店」と書かれた金ピカのネオンが光っている。この装飾、思いっきりへぼい。中を覗くと、そこそこ混んでいて、手前の立ち飲みカウンターが興味深かった。対面式のカウンターになっていて、カウンター中央の囲いに蛇口も見える。なんだ、この店は。
面白そうだから、入ってみた。
立ち飲みカウンターにポジションし、メニューを見た。すると若い女の子が来て、飲み物をきく。こういうお店って、レモンサワーとかが旨かったりする。どうしようか悩んだが、メニューにレモンサワーを見つけられなくて、「ホッピー白セット」(490円)をオーダー。ちなみに値段は内税だから、それほど高くはない。ちょっとすると、ホッピーと一緒に、小鉢が置かれた。
出たー。お通し。これがわ330円だって。その小鉢は煮物。お通しに嫌悪感はないけど、立ち飲みで出てくるって非常識じゃないか。拙ブログでは延べ841軒の立ち飲み屋に行ったが、そのうちお通しを出した立ち飲み屋は、この店を入れてたった3軒である。
では、さて見せて貰おうか、浦安の肉屋系酒場の実力とやらを。
はじめに「タン刺し」(660円)と「ポテマカサラダ」(440円)をオーダーした。正直値段が高い。
そして出てきたタンは、冷凍感丸出しの代物だった。その時点でげんなり。しかもタレがうまくなく、田町「宗屋」の足下にすら及ばない。これでもうこのお店の実力が大体分かった。
料理の値段の高さは仕入れの良さではないと思う。たくさんの従業員を使い、駅前立地のテナント料もあるだろう。
「ポテマカサラダ」はネーミングの通り、ポテサラとマカロニサラダのコラボだった。両者が好きな自分にとってその料理は悪くはないが、特筆すべきものではなかった。
焼き物は「レバー」(190円)と「ハラミ」(220円)を貰った。
串焼きは悪くなかった。身の大きさ、焼き方、タレ、いずれも悪くはないと思う。でも、やっぱり自分は「宗屋」の方が数段レベルが上だと思った。
肉屋は仕入れが命。刺しモノがそれを明らかにする。
ただ、飲み物は比較的安価だったのが驚き。「ホッピー中」は220円。セット・中2は930円で、しかも内税だ。税抜840円といったところ。しかもくびれたタンブラーではなく、ジョッキで出てきたし。
この辺の料金設定を料理と中和しなかったのかと不思議に思う。
ホルモンて、テンション上がるから、おいしいとガンガン酒をおかわりする業態だ。その辺を戦略化したのが、この料金体系だったり。でも、その割に肉がイマイチなら、期待度が高い分、テンションの下落幅も大きい。このお店はその典型だ。
お会計は2,770円だった。
立ち飲みで2,000円台後半はちょっと痛い。
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