突然、北千住に行ってみたくなった。
近年は「つくばエクスプレス」の開通で更に巨大な街に変貌しつつある。だが、「つくばエクスプレス」という近未来的名称の路線が開通しても街は下町の様相を変えていない。
目指す居酒屋は「千住の永見」。出版著しい居酒屋関連本には必ずといっていいほど登場する名店だ。
まず、店構えがいい。
大きな金冠文字で立派に店名が表されている。開け放しの扉が酔客を誘う。小路から店の様子が分かるので、店には比較的入りやすく、ついつい誘われてしまいそうだ。
店内に入ると、その熱気ぶりに「よぅし!飲むぞ~」と気が充ち満ちてくる。店の入口には店主が守護神の如くどっかと座り、店内を見回す。
あの方が永見さんか。
ねじり鉢巻にガーゼシャツ(んな訳ないか)、もとい白衣、確かにレジの頭上には浅草三社祭で神輿を担ぐ雄姿が飾られている。
店内は広く、7時を近くに1階はもう満員だ。辛うじて空いている隅っこのカウンターに腰掛けた。「ビールと煮込み」。大概の大衆居酒屋ならこれで間違いない。ビールは瓶の赤星。白木のカウンターに真っ赤な星が燦然と輝く。
店の熱気がものすごい。
多くの客が働く従業員のアップテンポなリズムに乗せられ、上気しながら酒を飲んでいる。ついついピッチもあがってしまいそうだ。
「牛もつ煮」(500円)がこれまた絶品だった。
スープはサラサラ系。白味噌ベースに、モツがたっぷり。これで飯は3杯いけそう。
ビールの次は「自家製酎ハイ」(370円)、そして同店名物の「千住揚」(470円)を頂く。
「千住揚」とは見た目はさつま揚げ。中はほっこりとした練り物で、さつま揚げよりも柔らかい。これは是非、揚げたての熱々をいただきたい。わたしは、後日のことを考えて「にんにくなし」を頼んだが、通は「にんにくあり」(520円)を頼むらしい。
ハフハフと「千住揚」を頬張っていると、突然店内に場内放送が響き渡った。
「鯛の兜煮が出来上がりました。680円で先着7名様にご提供します」。
なぬ?これは実にユニーク。こんなマイクパフォーマンスを居酒屋で目にするのは初めてのことだ。
そして、その兜煮がまたよく売れる。
「あと1名様のみになりました」。
やはり、この熱気にお客はのせられている!
「牛もつ煮」「千住揚」をたいらげて、目の前は空いたお皿とビール瓶が占拠しはじめた。
お店のお姉さんに「(空いた皿を指して)これさげてもらえますか?」とお願いすると「ウチはこれでお金を勘定するからさげないんです」と言う。なるほど、店員は誰も伝票をつけていない。これはまた面白い!
最後に「やまかけ」と「自家製酎ハイ」をお代わりして店を辞した。
テーブル席にはサラリーマンが、カウンター席にはガテン系のお兄ちゃんやおっさんが、中にはおばちゃんの一人客もいる。来店している客の平均年齢は高いが、こうした様々な人たちが集う酒場はやはり料理がうまく、しかもお手頃な値段だからこそであろう。
まさしく、これぞ下町の居酒屋だ!
近年は「つくばエクスプレス」の開通で更に巨大な街に変貌しつつある。だが、「つくばエクスプレス」という近未来的名称の路線が開通しても街は下町の様相を変えていない。
目指す居酒屋は「千住の永見」。出版著しい居酒屋関連本には必ずといっていいほど登場する名店だ。
まず、店構えがいい。
大きな金冠文字で立派に店名が表されている。開け放しの扉が酔客を誘う。小路から店の様子が分かるので、店には比較的入りやすく、ついつい誘われてしまいそうだ。
店内に入ると、その熱気ぶりに「よぅし!飲むぞ~」と気が充ち満ちてくる。店の入口には店主が守護神の如くどっかと座り、店内を見回す。
あの方が永見さんか。
ねじり鉢巻にガーゼシャツ(んな訳ないか)、もとい白衣、確かにレジの頭上には浅草三社祭で神輿を担ぐ雄姿が飾られている。
店内は広く、7時を近くに1階はもう満員だ。辛うじて空いている隅っこのカウンターに腰掛けた。「ビールと煮込み」。大概の大衆居酒屋ならこれで間違いない。ビールは瓶の赤星。白木のカウンターに真っ赤な星が燦然と輝く。
店の熱気がものすごい。
多くの客が働く従業員のアップテンポなリズムに乗せられ、上気しながら酒を飲んでいる。ついついピッチもあがってしまいそうだ。
「牛もつ煮」(500円)がこれまた絶品だった。
スープはサラサラ系。白味噌ベースに、モツがたっぷり。これで飯は3杯いけそう。
ビールの次は「自家製酎ハイ」(370円)、そして同店名物の「千住揚」(470円)を頂く。
「千住揚」とは見た目はさつま揚げ。中はほっこりとした練り物で、さつま揚げよりも柔らかい。これは是非、揚げたての熱々をいただきたい。わたしは、後日のことを考えて「にんにくなし」を頼んだが、通は「にんにくあり」(520円)を頼むらしい。
ハフハフと「千住揚」を頬張っていると、突然店内に場内放送が響き渡った。
「鯛の兜煮が出来上がりました。680円で先着7名様にご提供します」。
なぬ?これは実にユニーク。こんなマイクパフォーマンスを居酒屋で目にするのは初めてのことだ。
そして、その兜煮がまたよく売れる。
「あと1名様のみになりました」。
やはり、この熱気にお客はのせられている!
「牛もつ煮」「千住揚」をたいらげて、目の前は空いたお皿とビール瓶が占拠しはじめた。
お店のお姉さんに「(空いた皿を指して)これさげてもらえますか?」とお願いすると「ウチはこれでお金を勘定するからさげないんです」と言う。なるほど、店員は誰も伝票をつけていない。これはまた面白い!
最後に「やまかけ」と「自家製酎ハイ」をお代わりして店を辞した。
テーブル席にはサラリーマンが、カウンター席にはガテン系のお兄ちゃんやおっさんが、中にはおばちゃんの一人客もいる。来店している客の平均年齢は高いが、こうした様々な人たちが集う酒場はやはり料理がうまく、しかもお手頃な値段だからこそであろう。
まさしく、これぞ下町の居酒屋だ!
バードコートっていう有名な焼き鳥屋さんもありますし。
下町の雰囲気も見てみたいなぁ~。
ボードコートはまっとうな燗酒のお店ですが、
やはり北千住といったらほっぴーな感じなのでしょか?!
それは意外です。だって柏よりもっと近いですよ。
北千住はホッピーというよりも酎ハイって感じです。
やっぱり、200円台で安く飲めるっていうのが魅力だと思います。
バードコートの評判は最近どうなのでしょうか?
昨秋、店の前を通ったらガラガラでした。
外見だけで判断してはいけませんが、入ろうという雰囲気はなかったです。
でも、一度行ってみようと思います。
まき子さんも是非「千住の永見」に!
北千住は行く店が多すぎて
牛煮込みの『大橋』、
割烹くずし『徳多和良』、
魚がうまい『酒屋の酒場』等お馴染みの店には
この所すっかりご無沙汰です♪
北千住は東京随一の名所ですね。