三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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たらの芽、拳を突き上げる

2012-05-06 19:34:01 | 行きました。
〈4月14日の食事〉
朝:バナナ
昼:春野菜と海老のパスタ セットサラダ アメリカンコーヒー @cafe place Jaune/三宿
夜:刺身盛り たらの芽の天ぷら だし巻き卵 おやき 飛露喜 奴奈姫 緑のやまユ・ぬる燗 など @蓮/三軒茶屋

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ツイッターか何かで、春と言ったら何といっても山菜である、あのえぐみや苦味に春の生命力を感じる、なんて記述を読んだように思う。
それにあっさり影響されたのであろう。
メニューに「たらの芽の天ぷら」とあり、早速食べてみたくなったのだ。

塩でいただくそれは、なるほど威風堂々と苦い。
そりゃ苦げーよ、文句あっかよ、というたらの芽の声が聞こえてくるほどに苦い。
冬の凍てつく大地に耐え、まだかまだかと春を待ちわびて、春のしっぽを掴まえてスコーンと突き抜ける姿も思い浮かぶ。
それは確かに、生命力の味なのだ。

って文を書こうとしたら、その写真を残していなくてガッカリした。
どうやら、だし巻き卵のあまりのフォトジェニックさに、たらの芽のことをすっかり忘れてしまったようである。
おめえって奴はよ、とたらの芽の声が聞こえてくるようだが、私の中でのたらの芽のキャラ設定、なんでそんなに口が悪いのか。

緑のやまユをぬる燗にしてもらったら美味しかった。
自然酒に次ぐ「燗にしてツンとこなくて美味しさも酒」の開拓である。
日本酒好きなご主人が頼もしい。
本日もご馳走さまでした。

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