般若心経

写経
四国八十八ヶ所

般若心経

2023-03-10 | Weblog


 またまた百万遍

 散歩の途中で見つけました。


 奉唱般若心經壱百萬遍 

般若心経を百万遍唱えたということです。
そして、この石碑には昭和の日付が彫られています。


昭和四十八年十二月吉日

先日、「百万遍石碑に昭和のものは見られない」と書きましたが、まちがいでした。

 今回の般若心経を含め、光明真言、南無阿弥陀仏、南無大師遍照金剛、南無妙法蓮華経など宗派により異なりますが、百万遍という回数がお唱えするひとつの目安になっているようです。
 この百万遍奉唱について調べてみました。
すると百万遍には二通りの方法、数え方があることが分かりました。
◎ 一つは 一人の人が真言や念仏を百万遍唱える方法です。
弘法大師空海が室戸岬の御厨人窟に籠もり修したという虚空蔵求聞持法は、虚空蔵菩薩の真言を一日一万遍、百日かけて百万遍を唱えるという荒行です。
◎ 他の一つは ある集団、例えば村とか講の複数の人が唱えた真言や念仏を合計して百万遍を数えるという方法です。現在四国八十八ヶ所霊場会が弘法大師宝号を88億回唱えるというキャンペーンを実施していますが、この類に入ります。
 同じ百万遍でも、石碑に刻印された名前が一人であるか、または複数の名あるいは○○村中とか○○講中などの団体、集団名であるかで見分け方ることができます。
今回の般若心経は7人の方の名が彫られていますので、後者の方法になります。
 またまた余計な下世話な話になりますが、
今回目にした般若心経は、百万遍を7人ですから 一人が1,000,000/7=142,857遍唱えることになります。般若心経一編を2分で唱えたとすると2分×142,857=285,714分=4,762時間、一日2時間とすると 2,381日=6.5年となります。6年半です。
誰にでもできるということではありません。
偉業といってよいのではないでしょうか。やはり石碑にして賞賛される価値はあります。

 もし「では、あなたはやってみようと思いますか」と問われると
・・・ ・ ・ ・ ・ 。
まだまだ修行が足りていません。
十年か二十年後にはその気になっているかもしれません。

参考ページ
「百万遍念佛考 創唱と流傳」 坪井俊映
https://core.ac.uk/download/pdf/291807807.pdf

「百万遍念仏について 」 三田全信
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/18/1/18_1_308/_pdf/-char/ja

「浄土宗大事典」
http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E7%99%BE%E4%B8%87%E9%81%8D%E5%BF%B5%E4%BB%8F


般若心経

2023-03-08 | Weblog

 「もしもワニに襲われたら」
   (ジョシュア・ペイビン/デビッド・ボーゲニクト著 梅澤乃奈訳 文響社 2023.1.18  p.335)



 図書館の新刊案内にありました。ひょっとして小説かなと思いました、が違いました。まじめなアクシデント対策マニュアルです。普段の生活ではありえないと思われるような場面、状況に遭遇したときの対処の方法です。その事例はないとはいえません。
息をのむような話が続きます。

 ※※※※※
  もしもスマホが火を噴いたら
  もしも砂漠で遭難してしまったら
  もしもパラシュートが開かなくなったら
  もしもワニに襲われたら
  もしも牛が突進してきたら
  もしもハイジャックに遭ってしまったら
  もしも銃撃戦に巻き込まれたら
  もしも密室に閉じ込められたら
  もしも飛行中に緊急事態が生じたら
  もしも乗っている車が水没し始めたら
  もしも生きたまま埋葬されてたら
  もしも高所から川に飛びこまなくてはならなくなったら
  もしも心臓発作を起こしたら
  もしも後部座席で出産しなきゃならなくなったら
  もしも津波に襲われたら
   ・
   ・
   ・
  など71の場面。
  ※※※※※
 ズボンのポケットに入れているスマホが突然火を噴いたとき、手で取りだそうとせずに、スボンを脱ぐ。手で取りだそうとすると大やけどになる。なるほどと思いました。
 これらの方法は作者の個人的な考察、見解によるものではなく、それぞれの専門家によるものです。巻末に参考にした専門家と出典、情報源が掲載されています。
 ただし、最後に注意書きがありました。
【本書に掲載された情報を使用することによって起こったいかなる結果についても、一切責任を負いかねます。】

般若心経

2023-03-06 | Weblog

 ぐるりん志度
   3月5日

 香川県さぬき市志度の街並みを囲む山々を巡るウォーキング大会です。
昨年善通寺市の空海ウォークに行ったときに案内をもらいました。

7:14 JR志度駅到着
7:28 出発地のさぬき市役所

 参加者200人、5人に1人の班長がつき救護班その他大勢のボランティア、役員の方々。
 コースは約20kmのチャレンジコース、約16kmの健脚コース、約10kmのファミリーコースの3コースがあります。健脚コースに参加。


さぬき市長さんの挨拶
8:30 出発

志度寺 四国八十八ヶ所霊場



海を隔てて五剣山と屋島です。


霊芝寺《れいしじ》 讃岐三十三観音霊場


雲附山.

 志度の人のハイキングコースになっているようで、小さな子供にも出会いました。下草も刈られ、落ち葉も除けられて道は整備されています。





予定通り15:30ぴったりにゴール

記念写真


(スタート、ゴールのスイッチを忘れていました。スタート、ゴール位置が違います)

  すばらしい天気にめぐまれて楽しい一日でした。


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2023-03-04 | Weblog

 スマホ依存症

 今さらのことではないのですが、電車に乗るとほとんどの人がスマホを見ています。たまに膝の上に参考書を広げている学生がいても、耳にはイヤホンとかヘッドホンを掛けています。街でもバス停、公園、モールなどのベンチに腰掛けてスマホをいじっている光景はよくあります。高校生などは歩きながら、中には自転車に乗ってスマホを操作しています。さらには小学生が下校途中、道端に数人が集まりスマホでゲームをしていますし、先日は乳母車に載った幼い子供がタブレットを見ていました。
今やスマホは世代を問わず、生活の必需品、必須アイテムです。
 一昨日のNHKきょうの健康では「スマホ依存症」を取りあげていました。厚生労働省の推定では成人の421万人にスマホやパソコンに没頭してしまうネット依存の傾向があると報告されています。時間があればついスマホを手にする、スマホがなければ落ち着かなく不安になる、といった症状がスマホ依存症です。
スマホ依存外来という専門外来を設けている病院もあります。この外来を受診する9割が男性でゲーム、1割が女性でSNSに依存によるものだそうです。
 また先週のきょうの健康は「難聴」についてでした。難聴の原因のひとつにヘッドホン・イヤホン難聴があります。ヘッドホンやイヤホンを聞き続けることによる難聴です。リスクは音量と使用時間で示され、成人は80dBで週40時間以上、子どもでは75dBで週40時間以上聞き続けると難聴になる可能性が高くなります。(WHOの報告)
参考に救急車のサイレン120dB、コンサート会場110dB、地下鉄車内100dB、街頭85dB、掃除機75dBです。
電車や街頭の騒音中でも聞き取れるくらい大きな音で聞いていると許容範囲を超えることになります。
 
 以上、私などが申し上げることではないかもしれませんし、皆様よくご存じのことかもしれませんが、難聴になると2度と回復することはありません、若いうちから気をつけておいた方がよいのではないかと思い紹介しました。

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2023-03-02 | Weblog

 マッチ

 「燐寸」と書きます。あまりなじみのない今の若い人は読めるでしょうか。失礼。
 わが家でもマッチを使うのは仏壇のろうそくを燈すときだけです。
一時ろうそくにはライターを使っていました。タバコ用とは違う点火部分の筒の長いライターです。燃えカスの処分の必要がなく簡単に点火しますので重宝していました。
 しかしあるとき、仏壇の引出しにマッチがあふれていることに気がつきました。どこのご家庭でも同じかもしれません。ホテルや旅館、仏具屋さんからもらったものです。それにときどきお寺からも大きな箱のマッチが届けられていました。
 昔マッチで乗り物、建物などを作ることが流行ったことがありました。なかには1メートルほどの東京タワーを作ったすごい人もいました。いつか私も作ってみたいと思っていましたが、いざ大量のマッチを目の前にすると必要とするであろう時間はなく断念。
かと言って処分するにはもったいないと、ライターのガス切れを機会に今は仏壇のろうそくにはマッチを使っています。
使っていてもときどきもらいますので、当分ライターの出番はないようです。
 今朝、マッチの中に変わったマッチを見つけました。
昔はときどき二本がくっついたマッチがありました。最近は品質管理がよくなったのかほとんど見ないめずらしい ものです。

(左側)
 ところで、ろうそくは「蠟燭」と書きます。これは読める人は多いでしょうが、書ける人は少ないのではないでしょうか。