般若心経

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2023-11-16 | Weblog

 善通寺 両界曼陀羅 弘法大師生誕1250年記念一般公開

 先日善通寺金堂にて 曼陀羅を拝観しました。中央に座する薬師如来の右に胎蔵界曼荼羅、左に金剛界曼荼羅が掲げられています。とても大きなもので4メートル四方、四畳半の部屋位の大きさです。
江戸時代に描かれたもので善通寺で公開されるのは200年ぶりだそうです。


「こころの時代マンダラと生きる 2018 正木 晃」
金堂内は撮影禁止のためNHKのテキストから引用しました。
曼荼羅をご存じない方もこの図をご覧になればどなたもどこかで見たことがあると思い出すことでしょう。
 曼荼羅は文字や言葉では伝えられない「密教」の教え、世界観を分かりやすく表現した仏画です。数百の仏様などが細かく幾何学的に描かれています。分かりやすく表現されているとはいいますが、さとりの境地には程遠いわが身にとってはただただすごいものだとしか思えません。
ありがたいと手を合わせる前に、どうやって描いたのだろうか、どのくらいの時間がかかったのだろうか、相当の重さだろう上の方の布は破れないだろうかなどとつい余計なことに思いが走ってしまいます。
 ところで人間はなぜ大きなものに惹かれるのでしょうか。なぜ大きなものを作るのでしょうか。古くは敦煌の石仏、奈良の大仏、鎌倉の大仏、近年では全国各地に〇〇観音、○○大仏が作られています。中には高さが100メートルを越えるものもあります。
信仰心、疫病・争いの鎮静を願う当時の政治的背景、作った人の権威の誇示、大きさは威厳を示している、作ることが修行、観光集客。
いずれにしても眺める私たちの心をとらまえることは確かです。


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