
ローマ字
みなさんは「シ」「ツ」「チ」をローマ字でどのように書きますか。
「si」「tu」「ti」は私が小学生の頃新しく決められた書き方(昭和29年)として教えられた方法で訓令式と呼ばれていました。単純に五十音表に対比していますので、覚えやすくなっています。 一方「shi」「tsu」「chi」はヘボン式と呼ばれ英語の発音に近い表示で、それ以前から使われていました。
ですから私たちが現役の頃は訓令式が主流でヘボン式を使用するのは多くは年配の人で、「si」「tu」「ti」か「shi」「tsu」「chi」で歳が分っていました。
ただ、最近の小学校では最初からヘボン式を教えているようです。
先日の新聞によりますと文化庁では70年ぶりにローマ字のつづり方を見直すそうです。文化庁の文化審議会国語分科会は「改定ローマ字のつづり方」に関する答申案を公表しました。
内容の一部です。

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発音に近いヘボン式を軸としたローマ字表記とともに撥音(はねる音)、促音(つまる音)、長音などの表記の方法と例を示しています。
話は変わりますが、最近の若い人は英語の筆記体を知らないそうです。私たちは小学校で筆記体を習いましたが、調べてみると2002年以降教えていないそうです。前に大学の先生から「今の学生は筆記体が読めないので活字体を使用するようになった」という話を聞いたことがあります。
筆記体を知っているかどうかでも歳が分かるようです。