小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

十日も早い彼岸花

2017年09月15日 | 日記

 

散歩の途中で、谷中墓地の入り口の了ごん寺さんの境内を拝観した。白い彼岸花が美しく、もうピークを迎える頃だと思ったからだ。案の定、盛りは2,3日前に終えた感じだ。それでも鮮やかな紅白で、谷中墓地界隈ではここが一番ではないだろうか。住職が用事なのか出ていらしたので、ついでにお話しをさせていただく。今年は10日も早いという。台風が来るらしいから、お彼岸の日には散っていることだろうと、お優しそうな顔ながら悔しがる。

 

「この時期には、松葉牡丹が見ごろなんですが、狂い咲きの曼珠沙華に邪魔されて眼立たなくなってしまって・・」

なんと彼岸花の足元に可憐な松葉牡丹がいじらしく咲いているではないか。

▲彼岸花の足元で、高山植物のようにひっそりと可愛く咲いていた松葉牡丹。住職に教えて頂かなければ見逃していただろう。

 

境内には大きめの鉢にメダカを飼っている。よく見ると青、橙、黒、萌黄など数種のメダカが元気よく泳いでいた。水面に映る彼岸花の赤色と、藻の緑が合わさって、水がとても清涼にみえる。自家のものとは大違いだ。

 

 

 ▲谷中墓地にある白樺。久しぶりだったから、幹が太くなった印象をもった。

 


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