小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

ワクチン接種3回目を終えて

2022年02月02日 | 日記

3回目の新型コロナ・ワクチン接種を打ってきた。秋葉原にある区の公民館が接種会場で、それは予想を超えた高層ビルの1階にあった。これより上層階は住宅マンションのような建築で、隈研吾設計の豊島区役所のそれと同じコンセプトといえる。自治体が所有する建造物を建て替えるときは、民間デベロッパーの力を借りるのであろう。

中に入ると、玄関から接種会場への案内は、自衛隊ふうの服装で体格のいい青年が誘導している。地階へ降りていくように言われ、受付では既に20人ほど並んでいた。モデルナということで人数は少ないかと予想していたが、けっこうな人数が待機していたので少し驚く。

受付では10分ほど立って待ったが、書類確認等からは、すべて椅子に座って事が運ぶシステムなので、高齢者にとってはそれほどストレスを感じないと思う。

しばらく待ってから、着席順に接種会場に案内される。実に手際がいい印象を持った。ドアの向こう側に入ると、広い体育館のようなホールであった。そこではまず、壁際に担当医の問診を受けるコーナーが設えられている。そして、ホール全体が接種場所となっていて、1列に20席、それが20列ほどの椅子が椅子が整然と並ぶ。

全体がブロック別に分かれているようで、座席数の半分ぐらいに人が腰かけている、そんな印象をもった(写真に撮れば一発でその状況をお見せできるのだが、受付を済ませた後は場内の写真撮影は厳禁という告知が随所に貼ってあった)。

問診を終えると、その順番に一列ずつ、折りたたみの椅子に着席するよう促せられる。驚くことに、接種するチームが移動し(2人1組)、我々に注射するというシステムだった。しかも、その場で接種済みのシールを貼ってもらい、それが証明書になるという鮮やかさ。

そして、その席でそのまま待機するように言われる。席にはジップロックに入ったストップウォッチが入っていて(後で気づいたのだが)、15分を経過すると係の人が「終了したのでお帰り下さい」と声をかけてくれる。

接種したその席が即、待機する席に変わるという仕組みだ。これは発想の転換だと思った。前回の反省を踏まえての、制度改革なのか・・。素直に誉めるべきだろう。

指定の15分ほど前に着いたのに、受付から出口まで約1時間弱の所要時間。12時15分前に外に出て、建物外観を撮って帰路につく。途中、蕎麦屋に入り、さらにヨドバシカメラでヘッドフォンを買った。その日の副反応がどう出るのか、少しの不安とまあまあの余裕といったところか・・。

▲昼12時前なので、来る人が少なくなったのか?

 

帰ってからは、気が抜けたというか何もやる気がせず、ネットで映画を観たりした。そのうち注射した部位がじんわりと疼くようになったのは予定内だ。夕方になり、体が少し熱っぽいかなと感じ、体温を測る。35.7度! なんじゃそりゃ、と叫びたい。平熱よりも、0.5度ほど低いのは何故だ。体温が熱っぽっく感じるのは、小生のどこかに機能障害があるのかしらん。

ともかく、この日は普段よりも早く睡魔が来て、夜中に起きてから寝付かれない。本を読んで朝7時まで起きていた。身体がだんだん怠くなってきて、自分の免疫機構がワクチンの抗体と闘い、やがて折り合いをつけてゆく。そんなしょうもないことを考えながら、ふたたび深い眠りについた。

お粗末様でした。

 

追記:本日2月2日は、都内の感染者は2万人を超えた。ピークアウトは今週末か来週初めとの報道があった。病床が50%を超えても、医療現場の逼迫が叫ばれるのはいつもながらのことだ。

重症患者の定義が、東京都と厚生省では認定基準が違うということを今日知った。東京ではエクモを使用する人のみを重症と認定している。ICUで治療していも中等症ということだ。それゆえに重症患者は、都内では30人弱という数字だが、厚生省の基準で計算すると500人余りになる。この事の是非の判断は、小生にはできない。

 

 


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