小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

共同幻想の彼方、そして貴方

2021年04月29日 | 日記
国家は、共同幻想である。おなじく宗教も、すこし性質のちがう共同幻想である。そのちょっとの違いは、前者は「死」を肯定し、後者は「生」を肯定する。どちらもポジティブであるが、向かうところが違う。 国家という共同幻想は、祖国と家族を想いおこさせ、魂を奮い立たせる。そのために「死」を厭わない黄泉の力をあたえる。それこそが共同幻想の大元だ。 宗教という共同幻想は、自分の存立と家族・祖先の強さを問いかける . . . 本文を読む