小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

百日白(さるすべり)、過ぎ去りし夏の・・

2020年09月11日 | 日記
百日紅は、その字義を辿れば、当て字だということはわかる。江戸時代には夏の花として親しまれ、100日もの長いあいだ紅い花を咲かせることから「百日紅」と名づけられた。ものの本には、中国南部が原産で、「紫薇」(しび)という漢名で渡来したとあった。こちらの名の方が、由緒ありそうで格調高い。ご承知のとおり、和名の「さるすべり」は木肌がつるつるとして、猿でもすべるという意からきている。ただし、滑らかな樹皮の幹 . . . 本文を読む