小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

74年前の、あの瞬間を考える

2019年08月07日 | エッセイ・コラム
ジョルジュ・バタイユの『ヒロシマの人々の物語』を読む。バタイユが戦後まもなく、自ら創刊した月刊誌『クリティック』の1947年1・2月合併号に発表された論文を小冊子にしたもの。翻訳は、バタイユではおなじみの酒井健。 アメリカのジャーナリスト&小説家、ジョン・ハーシーのルポルタージュ『ヒロシマ』に触発されて、急遽バタイユが書いたとされる。本文は、B6版変型で35Pしかないが、文明と戦争、欲望 . . . 本文を読む