小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

父とチャコとボコの、詩集『三人』を読む

2019年05月31日 | 
  もう11年も前のことになる。金子光晴と妻の森美千代、そして長男乾(けん)の3人の手になる私家版詩集についてブログに書いた。「父とチャコとボコ~戦中未発表詩」という題名の、Eテレのドキュメンタリーを観てからの感想で、その記事の一部とはいえブログに引用するのは気恥ずかしい。ともあれ、以下のように書きはじめている。 金子光晴の私家版詩集が古書店で売りに出された。それは光晴自身が戦時中に . . . 本文を読む