小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

黄落の果てに

2018年12月18日 | 日記
枝映えて 寂寥の空 いてふ立つ (※1)   散歩にいけば必ず見に行く。可笑しな表現だが、信頼している大銀杏。要するに、大好きな樹木だ。私にとってのメルクマールであり、留めおく記憶の定点観測の地でもある。 ほんの2,3週間前まで、あざやかな黄葉で目を愉しませてくれていた。今はもう、すっかり落葉して枝ばかりになってしまった。よくよく見れば、葉脈のようにきめ細かく枝が張って . . . 本文を読む