小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

鉄の、孕むもの。その彼方 ※

2016年11月10日 | 芸術(映画・写真等含)
わたしのアートシーン ② 馬場良平と鉄 昭和20年代に生まれたものにとって、鉄は、浅からぬ因縁をもつ身近な金属ではないだろうか。鉄そのものが小遣い銭に成った時代である。物心ついた時、4,5歳の頃か。馬蹄型をした大きな磁石をひもで吊るし、それを腰にくくりつけて往来に落ちているくず鉄を拾い歩いた。徒党を組んでやるから楽しい。子供ながらにも、それなりの目標を自分たちでつくって達成する歓び。仲間の誰もが . . . 本文を読む