小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

こいつは春から

2015年01月12日 | 日記
 こいつは春から縁起がいいわい  このセリフは歌舞伎「三人吉三巴白浪」(さんにんきちさ ともえのしらなみ)の主人公のひとり、イケメン青年の女装泥棒その名も「お嬢吉三(おじょうきちさ)」が、夜鷹を殺して百両奪ったあと、ゆったりと謳いあげる名文句。 「縁起」という言葉は、仏教ではお釈迦さまが直々説いたという。 「此があれば彼があり、此がなければ彼がない、此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す」と . . . 本文を読む