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↑BMW G650 Xcountry (税込み価格¥1,095,000-) |
BMWの新しい単気筒マシン、G650に乗ってきました これまでのF650シリーズに変わるモデルで、ネーミングも"G"シリーズに変更されました 今回乗ったのはXcountry(クロスカントリー)というモデルです ボク自身F650に乗っているので、どれだけ進化しているのか楽しみです |
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↑斬新なリアセクション テールランプは高輝度LED |
まず跨った印象はコンパクト! 取り回しも軽い! 周りからはニーハンのオフ車くらいにしか見られないでしょう イグニッションキーをONにすると数秒間セルフチェックが働きます 軽量化のためか、インパネはとてもシンプルなデジタルメーターを採用 タコメーターは付いておらず、必要最小限の情報しか表示されません
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↑モードボタンで、ツイントリップ→ODO→時計と切り替え |
セルボタンを押すとなかなか歯切れのいいサウンド! エンジン音はファンデューロに似ていますが、排気管から発する音はかなり弾けてます 最高出力は53馬力/6.0kgmというスペック 新エンジンはピックアップが鋭く、アイドリングのすぐ上の回転からトルクが立ち上がるため、出足は強烈そのもの! 油断していたら、思わず首がのけぞりましたw 1速はアクセルだけで簡単にウイリーできます 望まなくとも、街中ではかなりアグレッシブな走りになりますヨ(笑)
ファンデューロ時代のロータックスとは違い、頭打ち感がなく上までスムーズに回ります 2代目F650GSのインジェクションエンジンもスムーズですが、パンチが全然違います 試乗車はバリバリの新車ということで、レブまでは試しませんでしたが、某誌のインプレによると4速で160km/h以上まで伸びるそうですから、これはけっこう速いです ダートにも入ってみましたが、アスファルトより断然オモシロイ! パワーが有り余ってる上にピックアップが鋭いので、モトクロッサーのように遊べます(エンデューロモデルのXchallengeはきっと凄い!)
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↑新しい意匠のスイッチボックス 左の赤いボタンがABSのオフスイッチ |
工場オプションでABSが選べます(10万円高) このバイクでダートでABSが作動したらどうなるのか? フロントブレーキはさすがにパニック時以外は滅多に作動しませんが、リアブレーキはめちゃめちゃ仕事してます どんなにブレーキペダルを強く踏んでもリアタイヤはロックしません 機械任せで、果てしないポンピングブレーキを繰り返します これはABS付きBMW全モデルに共通のスタビリティーですが、あえてロックさせたいときはハンドルにABSキャンセルスイッチが付いてるので、このボタンを押せば"ふつうのブレーキ"に戻ります
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↑リアサスは油圧プリロードダイヤル付き 操作時はヤケド注意! |
サスストロークはフロントが240㍉、リアが215㍉です フロントはマルゾッキ製の45mm倒立フォークで、リバウンド側・コンプレッション側ともに減衰調整可能 剛性感があるのでギャップもお構いなし リアは一瞬オーリンズっぽく見えますがドイツのZF(ザックス)製のようです コチラはダイヤルでプリロードの調整ができ、リバウンド側のみ減衰調整可能です 最強と最弱はけっこう幅がありますので、セッティング次第でどうにでもなるでしょう ただし、写真のようにプリロード調整ダイヤルのすぐ横をエキパイが通ってますので、素手での操作は要注意です! ボクはサマーグローブをしっかり溶かしました・・・(涙)
最後に航続距離についてですが、Gシリーズの燃料タンクは10リッターしか容量がありません(うちリザーブが2リッター) 実燃費は楽しく走れば?おそらく25Km/Lあたりでしょうから、スカスカまで使ったとして250キロ、リザーブ警告を考えれば200キロくらいでスタンドを探さなければならないでしょう 給油間隔は近くなりますが、まぁ困ることはないですね
BMWはわざわざ「大人がやんちゃするバイク」を作り上げました 一度乗ってみてください、とにかく"オモシロイ"です
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