こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『落語少年サダキチ』田中啓文

2016-10-28 19:33:54 | 読書感想
清海忠志は小学五年生。

お楽しみ会で漫才をやる予定だったが、言いだしっぺの相方・村本真一がビビってパスしたいと言いだした。
頼まれると嫌といえない忠志は、代わりに落語をやる、できると言い切ってしまった。本当は自信がないというのに。

実は一か月前の帰り道、若者にからまれている年寄りを変顔で助けたら、「平林」を教えてくれたのだ。
何分、一回だけしか習わなかったので自信はなかったが、なぜか家にあった落語のレコードを繰り返し聴いていたので、腹をくくってやってみたところ、思いがけず受けてしまった。
そこでお調子者の真一が、他のクラスの者も集めてやろうと、先生方も巻き込んで画策したものだから、やらざるを得ない状況になってしまった。

果たして忠志は、もう一度うまく演れるのか?

忠志が「平林」を教わったお年寄りの名前が、笑酔亭粋梅というのが、とても気になります。
梅寿さんとは、どういう関係なんでしょうか?師匠?兄弟子?逆に弟子だとか?

いや、その前に、忠志に次のネタを教えてもらわないと、続きが困ります。
やはり、子どもには定番の「寿限無」でしょうか?
絶対、違うネタだとは思いますが、楽しみにしています。
コメント
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