クリストファー・プリースト氏の『双生児』を読みました。
第二次世界大戦中に活躍した空軍大尉J・L・ソウヤーの回顧録のコピーとJ・L・ソウヤーの自筆ノート。
幻想と現実が入り乱れて描かれる彼らの体験。
ジャックとジョーという同じイニシャルを持つ二人の男たちは、同じ歴史を歩んでいるのか?
信用できない語り手に翻弄されながらも、あり得たかもしれないパラレルワールドを楽しみ、惑わされました。
正直、あとがきを読んで理解できた部分も多々あります。
これが無かったら、もう一度読み返さなければならなかったと思います。
平易な文章なのですが、難しかったです。