芦辺拓さんの『和時計の館の殺人』を読みました。
忙しい九鬼氏の代理として、遺言状の開封をすることになった森江春策。
依頼人は、和時計のコレクションをしており、住まいも時計塔をしつらえた
まさしく和時計の館だった。
遺言の公開の後、遺産相続問題から生じたと見られる連続殺人事件が発生した。
今回も、犯人を当てることはできませんでしたが(あ、いつもか(^^;)
物語が終わってみると、確かに一番怪しい人が犯人でした。
まるで何かに類似したものを連想させるように、森江さんが変化したところも面白く、
意外な人物の正体が明かされたときは、とても驚きました。
和時計の読み方は難しかったけれど、とても楽しめる小道具でした。
面白かったです。