こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

赤ちゃんには 世界がどう見えるか

2006-06-24 00:00:00 | 未分類
ダフニ・マウラ チャールズ・マウラ共著、『赤ちゃんには 世界がどう見えるか』を読みました。

子宮の居心地から始まるので、具体的にどう感じるのか知るまでには、四十数ページかかります。
誕生において、この本によるとアメリカは出産時に鎮痛剤を使っていたようですね。
これは1992年に出ている本で、自然分娩をする方向にあると書いてあるので、
もう使わなくなっているのかもしれません。
普通の出産でも、赤ちゃんが生まれてくる時に、赤ちゃん自身は苦痛を感じないようです。

視覚においては、赤ちゃんの視野がかなり狭いというのが、興味深かったです。
その分遠近感もないようで、成長と共に広くなっていくみたいです。
また、顔の目鼻のような構成要素がどこにあっても見分けがつかないようで、面白く感じました。

聴覚は、ドアが閉まった一度の音を繰り返し聴いていて、音を六~十二回聴いているようです。
話しかけられる音も、ドームのような駅ノアナウンスがこだまするように、音を引いてこだまして
聴こえるみたいです。だから『ぶらんでぃっしゅ』でもあのような状態になったのでしょうね。

そもそも、赤ちゃんの世界は、非常にやかましくて不快なコンサートにいるようなもので、
お尻はいたくなるし、足はがくがくするし、頭のてっぺんがずきじきし、左手がしびれる、
というような状態で、大人にとっては不快以外の何ものでもないが、新生児にとっては
自分の体感が唯一、かつて感じたことのある、まとまった知覚なんだそうです。
赤ちゃんにとって、ただのあるべき状態らしいですね。

もっと面白かったのが、赤ちゃんにとっては激しくゆすられたりする方が、
世界の動きがスローダウンして意識の上では穏やかになり、快適なんだそうです。
速いは遅い、遅いは速いというところでしょうか?

他にも、色々面白いところはありますが、長くなりすぎますのでこのくらいにします。
正直言って、難しかった・・・というより、本題に入るまでが長かったです。
面白いけど、少々疲れました(^^;)

今日は、美容院に行ってきました。
やっぱり、短い方が楽です。
天候が不安定なので、あまり外出したくなくなるのですが、運動不足になるので、
なるべく歩くようにしています。

コメント
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