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メジロが鳴いている

2020年06月22日 | 日記
朝からメジロが鳴いている
チーッ、チーッとい甲高い鳴き声だ

子供のころメジロなど、野鳥はまだ保護鳥でになっていなかったので
家にメジロをはじめウグイスやヤマガラを飼っていたことがあった
メジロを飼っていたのは、その鳴き声を楽しむためだ

ヤマガラなどはジュウシマツ程度の世話で良かったので、そう手間はかからなかったが、
メジロの世話はけっこう大変だった

毎朝大根葉をすりつぶし、はったい粉とまぜて練り餌をつくる
それをグイ飲みくらいの器に取り分け、一羽ずつ入ったメジロ籠に置いて世話をした
メジロ籠は太い竹ひごで作った手作り品、父や祖父や叔父が作ったものだ
一番面倒だったのはメジロの水浴び
水浴びをさせるのは一週間に一度くらいだったような気がする
その水浴び用のかごに移すとき、注意をしていないと逃げられてしまうことがある
そいうときは何故か鳴き声の良い、元気なメジロが逃げてしまうことが多かった


だいたい毎年3羽くらい、春から夏にかけて飼っていた
でも、夏が近づくと山に逃がしてやった

なぜ春が終わると逃がしてやるのか、理由はよくわからなかったが
おそらく暑くなるとあまり鳴かなくなるし、エアコンもない時代なので
育てるのが難しかったんだろうと思う

そしてまた翌年の3月頃になると近くの山にメジロを獲りに行った

いつからかメジロが保護鳥になってからはそんな遊びもできなくなってしまった
今朝はメジロの声を聴いて、しばし昔のことを思い出した

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