走ってこうわい

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麦茶の思い出

2020年06月15日 | 日記
麦茶を作ってみた

最近あまりに蒸し暑いのでなにか涼しくなることはないかと考えた
昔は家にクーラーなんかなかったので、水で濡らしたタオルで身体を拭いた
そして冷蔵庫からビール瓶に入れて冷やした麦茶を飲んだ

麦茶づくりは自分の仕事だった
一回でビール瓶3本分の麦茶を作った

やかんで湯を沸かし、麦茶の麦を入れて煮出すと麦茶ができる
簡単な仕事だった
しかし麦茶がちゃんと煮出されるまでガスコンロそばで見ていなければならない
子供にとっては退屈な時間だ
しばらく煮出したら火を止め、やかんごと水につけて冷やす
桶に入れる水の量が微妙だ
多すぎるとやかんが浮いて麦茶がこぼれてしまう
少なすぎるとなかなか冷えてくれない

いちど早く遊びに行きたいので、冷さずすぐビール瓶のなかに麦茶を入れたことがある
するとパンッ!と鈍い音がしたとたん瓶の底から熱い麦茶がじわじわシミ出てきた
あれ?と思ってビール瓶を持ち上げると、中に注いだ麦茶がザーッと流しの排水溝に消えていった
ビール瓶の底が抜けていた

母ちゃんには怒られるわ、麦茶は半分ほどしか残ってないわで散々だった
しかし得たものもある、熱湯を注いだときのビール瓶の割れ方である
まるでガラス切りでシャーッと切ったようにきれいに底だけが切り取られていた
大発見でもしたように、底の抜けたビール瓶の割れ口を光に透かせてしげしげと見た

(へー、熱湯注ぐとこんな割れ方するのか~)
そっちのほうに興味をひかれた

「麦茶消え 割れ底光る ビール瓶」
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