こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
昨晩、夜行列車のことを書いた後、東京で最初に住んだ街のことを思い出しました。
都内の文教地区にある地域で国立の女子大が近くにあり地下鉄の駅がお寄り駅でした。
この街にある小さな古びたアパートが私の東京の棲み家でした。
先日、上京する機会があり、少し空いた時間でかつて住んだ街を訪れたのですが、すっかり様変わりしていました。
かつて一カ所しか無かった地下鉄の改札口が三カ所になっており、古びていながらも風情のあるビルが壊されて、新しい建物に変わっていました。
私のアパートも陰も形もありませんでした。
そのアパートには新しいマンションが建っていました。
ときどき食べに行っていた牛丼の専門店は、様々な丼物のお品書きを店頭に貼り出していました。
良く買いにいっていたお豆腐屋さんはもう無くなっていました。
お金がないときパンの耳を買わせて頂いていたパン屋さんも無くなっていました。
しかし時代が変化しても変わらないものが残っていました。
それは毎日に通った銭湯。
散歩した公園。
坂道の途中にある古いお屋敷は国の重要文化財に指定されていました。
東京の街並は変化が早いなあと思いつつ、しかし変わらないものホッとして。
今回、住んでいたアパートの大家さんのお宅へも足を伸ばしました。
昔ながらのお庭があるお宅は相変わらずでしたが、人気が感じられず、もしかしたら今は空き家かも。
私が学生だった頃、大家さんは80才代のおばあちゃんでした。
いつも和服に割烹着。
家賃は振込ではなくて、封筒に入れて判子を押してもらうお月謝みたいなスタイル。
家賃を持っていく度に玄関先で小一時間も世間話。
ここのおばあさんに江戸前のお蕎麦の楽しみ方を教えてもらいました。
以来、細切りの蕎麦を濃い口の汁で頂く蕎麦が好物になりました。
そんなノスタルジックな思い出に浸りながら街を歩くのがしみじみと楽しい年齢になってきたのかも知れません。
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
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