こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
今日は秋田市で開催された「
あきた郷土作物勉強会」へ。
「郷土作物」とは、伝統的に秋田の各地で育てられてきた作物のことで、「在来品種」とも呼ばれています。
では秋田にはどんな「郷土作物」があり、どこで栽培されていて、そしてどの様に食べられているのだろうと思い、勉強会に参加してきました。
今回の勉強会では、秋田の在来品種の収集や保存に取り組んできた 県農業試験場の主任研究員 椿 信一さんのお話と、秋田県内の在来品種の栽培に取り組んでいらっしゃる農業生産者の皆さんとのシンポジウムが行われるとのこと。
とても楽しみにして会場に向いました。
会場の中通 カレッジプラザには多くの参加者がいらしていて、ちょっとビックリしました。

▲そして始まった椿さんの報告

▲現在分かっているだけで秋田には20種以上の伝統作物が

▲根菜類の伝統作物が多い様です

▲秋田の在来ダイコン4種の比較

▲我が横手の山内にんじんも在来種
こうした椿さんの在来品種の紹介を頂いた上で、今度は3人の生産者さんのシンポジウム。
今回は火野カブ生産者の小松欽一さん、じゅんさい生産者の安藤寿さん、亀の助ネギと石橋早生ゴボウの生産者の石橋暎祥さんの三人が報告に。

▲生産者のお話を伺います

▲火野カブは焼き畑で作る

▲三種町のじゅんさいの生産量は日本一
生産者のそれぞれの想いが現されたシンポジウムでした。
特に心に残ったのは、「在来品種栽培の主役は地元住民」という言葉。
只育てるだけでなく、採種はもちろん、その貴重な種を次の世代に残し続ける役目も担っています。
農業生産に取り組む人々が高齢化する中、何かこの「秋田にしかない種」を守ることが出来ないのかと思わざるを得ませんでした。
以前、「よみがえりのレシピ」というドキュメンタリー映画で観たのですが、隣県の山形では種を守る取組がいち早く始まっています。

▲その立役者の一人、山形大学農学部の江頭宏昌氏
やはり隣県でも農業生産従事者の高齢化が悩みのようで、そこに種を守るキーの一つがあるのかとも思いました。

▲秋田郷土野菜の展示も行われていました
その後、会場を「
米カフェ」さんに場所を移して懇親会。

▲郷土野菜を使った様々なメニューを出して頂きました

▲じゃが芋に「大家の梅」ソース
沢山の方々とお知り合いになり、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
中締めの後、名残惜しく皆様と別れの挨拶を交わして帰宅の途につきました。
この勉強会、今後「あきた郷土作物研究会」として正式発会する予定です。
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
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