オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

カッコーの鳴く森を見下ろし笑う

2024-06-17 11:07:08 | 地球と生きる

 

 

 ここんとこは週末だけでなく平日も高齢者たちを連れ出して、今とこれからの過ごし方を再確認させてやっていたから、自分自身の山歩きが一週空いて出来ていなかった。

 俺がキチンと自分の身体を管理してなければナニも始まらないから、日の出前から高速に飛び乗って、長野の暑い暑い標高2000mを超える山々に出掛けていた。

 朝でも下界は25度を超えていた。

 3時間ばかり高速から険しい山道を走り、準備もそこそこにして登り始めた。

 出だしの急登・直登は暑い日差しの中ではキツかったが、汗で全身がびしょ濡れになりながら標高をガッシガッシと稼いで、足腰肺から悲鳴をあげて登って行った。

 一週空けるとこうなる。

 朝の風は冷たく、すでに汗だくになっていた身体には気持ち良かった。

 喧しいウグイスやヒグラシが鳴き始めてる中で、久しぶりにカッコーの鳴き声を聴きながらの登山は贅沢なもんだった。

 キツツキやカッコーが優雅に奏でる信州の森の朝は、キツくて気持ちが折れそうになる身体には清涼剤にもなる。

 帰りに美味いそば殻入りの田舎蕎麦を食うつもりだったから、昼前後にしか店を開けてない身勝手な店に合わせて、登り返してもう一山二山は止めにしといた。

 帰路の下界で、ヒステリックな猿や豚らがウジャウジャいる下道運転を考えてのことだったが、日焼けした顔や身体がヒリヒリ汗に濡れて痛くなっていたのもある。

 そろそろ海で遠泳して、全身を焼いておかなければの時期になっている。

 足腰や身体の状況もよく解った。

 テメーの健康診断はテメーでやるのが本当なんだが、間抜けな現代人は医者や病院まかせで金儲けに利用されて哀れなもんだ。

 まだまだ十分に体力・精力はある。

 ゆっくり休むのは、死んでからで良い。

 生きているうちはしっかり激しく生きる為にと、往復600キロを運転して、山に登り大汗をかき、肺活をしてきた。

 ところで、山頂で休んでいると70代の爺様が身内らしき老若もろもろな女性5人を連れて正規のルートから登って来た。

 ・・・お父さんはアウトレット用品はどこで買ってるのさ?

 ・・・あ~あ~、モンブルでさ買うておるわさ

 のんびした訛りのある会話が、俺の笑いのツボに嵌ってしまって、飲んでいた梅ジュースを鼻から吹き出してしまった。

 ・・・アウトドア用品ね! モンブルではなくってモンベルね!!

 ・・・あ~あ~、それそれ!

 俺も日本語は無茶苦茶になってるが、愉快な連中だった。

 そういえば、ザックや登山靴以外の消耗品はモンブルなどでは買わず、昔から職人の店で買っていたが、いまはお洒落になったワークマンが多くなっている。

 帰路は、山道峠道下道抜け道とほとんどが渋滞していた高速を離れて、猿や鹿たちのお見送りがある一般道をマイペースで走って戻って来た。

 美味い田舎蕎麦も喰えたし、山間の良い源泉にも浸かって、癒した身体で悠々と戻って来る途中にオモシロイ食堂もまた見つけて、そこでも美味い飯をタラフク喰って満足マンゾクだった。

 キッチリと、消費した分を喰っておいた。

 テメ~の足で歩き回っていると、いつも新しい発見や新鮮な刺激がある。

 画面や紙面やモニターばかりで暮らしている大人たちとは、会話が成り立たない。

 

 仕事も忙しいまんま、今期の利益もすでに確保出来て来たから、まわりの者のために生きてやれる時間と金も手にして、余裕を持って関り合いを続けてやれるさ。

 死ぬまでキレイゴトの国や他人の世話にはならない。

 見栄張って虚勢だけ格好だけの、先付け住宅ローンを返済中の間抜けな債務者でしかないのに、いっぱしの大人を気取って能書きを垂れてる豚が互いの嘘を塗り潰し合っているような社会は薄気味悪いだけだ。

 みんなで借りれば怖くない? だから新聞・テレビにネットが情報源、常に債務者みんなと暮らすようにと首枷足枷をはめられているさ。

 そんな半端者らは毎月月末になると、返済という口封じと拘束をされて日常を生きるしかない不健康なマゾでしかない。

 オツムの軽さを抵当権で明示して、完済する頃には次の債務が待ってるという、生涯が借金体質だと笑っている。

 国家・支配者による奴隷管理の方策だと気がつかないのか??

 愚かな自転車操業が日常になっている現代では、生きるという大命題すら選択肢の中から選んでるだけだ。

 借金・負債の返済や、支援や年金や親の財産をアテにして生きてるなんて、引け目や負い目を抱えて生きてるだけで、俺には冗談でも出来るもんじゃない。

 歪んだ性癖だから、完済しても次の債務を当てがわれ負う日常が見え透いている。

 時間に追われ、返済に追われ、羊飼いに追われ、これじゃ~人として、健康的な生涯なんざ送れもしないだろう。

 言いたい放題、やりたい放題、胸を張って堂々と自由自在に生きるには、社会や他人の評価や承認や余計なお世話など関係なく、借金なんざ必要としない。

 不動産バブル期の軍隊よりも酷く厳しいセールスマンだった若い時分から、会社や経営陣の出すノルマよりも、自分で自分に負わせたノルマの方がいつも厳しいものだったから、自営を始めても手を抜くこともなく、30年を笑って過ごせている。

 この腐り果てた日本の社会をどう笑って生きるのか? を、いまだに俺は言葉ではなく現実で生きて見せてやっているだろう。

 

 食べて行くために、生きて行くために、家族を養うためにと言い訳して、見て見ぬふりをして、口を閉ざして、自分に嘘をつき、後悔という自己逃避と自己嫌悪と自己弁護を繰り返す日常なんざ不健康そのものだ。

 結婚相手や共に生きる相手が見栄張りや借金体質だと、その相手への愛だと言い訳して、自分に嘘をつくことになる。

 だから俺はおなじ道を連れて歩く人間は、見栄張りの消費狂いで借金体質な者は選ばない。

 命の危険が常にある登山でも、借金体質な者とは同行することはない。

 そもそもが俺の創る険しくも愉快で自由自在な道は、隠し事をしているムジナとは一緒には歩けないだろう。

 俺が選んで来た女はみな正直で働き者な女ばかりで、打てば響くような者しかいない。

 そうでなければ子供は健康には育たない。

 すべて自分が自分に嘘をつかないで自由自在に笑って生きれる環境を作って来ている。

 だから愚か者の女は愛せないし、間抜けな大人には関わらない。

 

 プロは頑張るのは当たり前だし、一つ上手く行ったからと言って感情を動かす暇などなく、すぐに次のことで淡々と動き始める、これを死ぬまで続けることが普通の日常だ。

 安っぽい油断から生じるミスも、当然に無い。

 メディアはいちいち一つのドラマにして商品化するが、女々しい感傷ドラマに仕立てて売り物にしてばかりではまともな大人は寄り付かない。

 それに乗せられて幼児のように勘違いしてその気になって感動している本人や取り巻きは、お子ちゃま過ぎて見るに絶えない自慰ゴッコ。

 日本人がどんどんスケールダウンしているのは、そんな思春期の不安定な感傷のまんま生きているからだ。

 世界はもっと厳しく冷酷に動いている訳で、甘ったれた幼児など玩具にされるだけで、そこで大笑いすることなど無理だろうな。

 日本の社会は時代錯誤も甚だしい、ママの乳首探しが充満していて、馬鹿馬鹿しくて同情や共感なんかあり得ないさ。

 せいぜい泣いて酔って慰め合って、安い傷を舐め合って、励まし合って頑張ってな。

 普通の大人ならば泣くのは嬉しい時だけ、あとは笑って生きてゆく社会の環境作りをしなければ、この国は落ちるとこまで落ち果てるだろう。

 元凶は金儲けだけの自閉症メディアと、その奴隷に甘んじている引き籠もり国民、そやつらがこの国を貶めている訳だが、国民のほとんどが無批判にヨダレを垂らして受け入れている以上、堕ちるとこまで堕ちるしかないだろうな。

 俺は、関わらないさ。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。