この春に古女房が、大腸癌が腸を突き破ってリンパ節やら他にも転移している状況で貧血を起こしてそれが詳しく解り、癌ステージ4で肺にも転移していると診断されて、有名な大学病院から俺の主治医のいる癌治療最先端を行く大病院に転院させて、即座に手術、それから簡単な後遺症もナニも無い免疫療法に移り仕事復帰、術後半月から骸骨のように痩せた身体で毎週まいしゅう1500m以上の山々に向かってのんびり登り歩き、美味しい酸素を身体を動かしながら吸い込み、帰路は放射能のたんまり混ざってる源泉に浸かり、地産地消の食い物を食べ、これを5か月続けて肺の手術日程を組んでからのPET CT検査で、どうも肺の方は変化が無いから悪性腫瘍では無いだろうとの判断で急遽手術を取りやめて、その後の最初の再検査に昨日は行って来た。
手術が取りやめになって、3か月が経っている。
俺が止めろと言っていたコロナワクチンを、仕事の都合だからと安易に2回うっていたが、もう嫌だと言っている。
体重は元通りになり、相変わらず2000m超える山々に登って、仕事もハードな日常に戻っている。
結果はすべて順調、転移もない、健康そのものだった。
半日がかりの色んな検査の後に、俺のWOCの診察にも初めて立ち会わせて、オストメイトの姿を生で見せてやったが、日常の元気な姿からは想像できなかった腸の端くれが出て手術の傷痕だらけになってる腹を見て、驚いていたもんだ。
身体障害者の本当の姿を知ったようでもある。
俺自身は、いたって平然で、いつものように笑って悪態をついていた。
午前中は動けなくなってる寝たきりの爺様を訪問入浴に入れてやって、気持ち良さそうに身体を洗ってもらってる姿に笑ったもんだったが、午後も笑いの絶えないことだった。
これで良し。
今朝は婆様が歯医者に行くと言うので、ヘルパーさんが来るのに合わせて留守番に行っていたが、痰すら上手く吐き出せなくなってるので、痰とりの仕方を教わりながらやってやったが、その後に息苦しくなったというので看護師に来てもらって、痰の吸入器を置いていってもらった。
俺が出来るように簡単なレクチャーは受けておいた。
なんでも自分でやりたい性分の俺が傍にいると、爺様も逆らえずに嫌な顔もするが、笑っている。
優しい看護師さんでなくて悪かったな・・・そういうことだ。
仕事も色々と年末もあって積み重なって来ておって、寝る間も無いとはいつものこと。
ま~、これで皆が落ち着いてくれれば、それでエエがな。
俺自身も、腹のストマの箇所が腸が動いて飛び出して来ておって、手術をして腸を押さえるネットのようなものを埋め込む必要もあると言われたが、物わかりの良い主治医は笑いながら、なんでも上手に対応しておられるから、急いで余計なことなどしなくても良いでしょうと、さすがの診断だった。
医者任せ病院任せにはしない方が、医者もやりやすいし、責任も自分で色々と考えて動いている以上、自己責任を理解している訳だから、楽だろうとは思う。
俺の命は、俺の好きなようにするが、責任も自分、これ大事なことだよ。
ヘマした時のフォローだけしてもらえれば、それで良い。
あくまでも主役は俺で、医療行為は脇役、誰やらに憧れたり、ファンになったりも無い人生の主役は、いつも自分自身だし、店の神棚にもいつも俺が入っている。
大笑いだろう。