オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

コケモモにクロマメノキを喰う山

2022-08-29 10:11:17 | 銀座の周旋屋

 

 標高2500m近くの山々は、気温が10度を切っておって、薄ら寒い感じになってるが、俺にはちょうどいい、下界の半そでのまんま、歩いてきた。

 海で泳いでばかりだと、山用の筋肉が弱って固くなる。

 なんでもバランスが大事なんだ。

 雨の都内から出る高速道路は意外に混んでいて、考えられない事故があちこちで起き、山梨を越えて長野県に入るまでに2件、やったばかりの事故現場を通過していた。

 渋滞情報がリアルタイムに入るから、早めに高速を降りて迂回して、また高速に乗る。

 この繰り返しでスイスイ走って予定時刻には到着する。

 昨日も片道300キロは走ってるが、そこも馴染みの景色といえば、その通り。

 蕎麦の白く可愛い花が咲いている。

 ・・・ほかに喰いものを作れね~から、蕎麦なんだべさ

 日本の平地の無い山間部では、蕎麦が花盛り。

 銀座では懐石蕎麦コースで何万・何十万円だが、田舎の観光客用ではない食堂で食べる地産の蕎麦、つまんね~からなんか知恵を出して入れとくか? それが本当の蕎麦の喰い方だ。

 奥多摩から山梨の山間部の豪雨が嘘のように、甲府盆地に抜けると晴れ間が見えていた。

 目指す山々が雲から抜けつつあった。

 天気図を描いていると、この辺から浅間のあたりくらいが晴れると読んでいた。

 目論見の通りだった。

 回復期の雲、そういうガスの中を歩いていた。

 クロマメノキという山ブドウがこの辺には多くって、摘まんで食べながら歩いたが、すっぱかった。

 コケモモの実もあちこちにあり、摘まんでは食べをして、あとはぺッ! すっぱかった。

 美味い空気をたんと吸い込んで、高山植物花盛りの山を歩いてきた。

 癌ステージ4の患者も、呼吸が乱れるでもなく楽しく同行していた。

 帰路、渋滞を避けるのもあって、下道に降りてゆっくりして、温泉鰻を腹いっぱい、食べて来た。

 いつ死んでもエエな~、そんな気分の良い帰り道だった。

 

 歌舞伎俳優で人気俳優でもある香川なんとか、よくは知らないが、育ち方が被害妄想で甘ったれていたのか、卑しくセコイ酔狂が過ぎて叩かれているらしいが、銀座の夜の街では、もう昭和のオモシロイ遊び方なんてする奴はいなくなってるのが真実だ。

 そこに同席している大企業の経営陣らや大メディア関係者らもまた、そんなマザコン野郎ばかりだろう。

 ・・・ということだから、旧統一教会と安倍元総理の深い関係と同じように、じきに情報封鎖となり国葬で誤魔化し黙殺されるのと同じ、スポンサー企業の良い話をガンガン出して、ナニも無かったことにするつもりだろう。

 こういう連中は、女子供の安易な善悪なんて酒のツマミで食っちまう輩だから、関係なしにまず楽しく生きて見せてから、暇なときにジワジワ真綿で締め上げるしか、対処の方法はない。

 日常に、まずメディアを使って大多数の猿な国民を味方に染め上げてるから、映画やドラマのようには行かないんだよ。

 ここ10年20年、オーナーママや女将連中が、みな愛想を尽かして銀座から去って行って、久しい。

 小泉・竹中の時代から始まってる、銀座の夜の衰退変革だとも言える。

 俺なんざ、ママや女将らとはアルコールの醒めている時間帯でしか会うこともなくなってる。

 銀座のクラブや小料理屋が、歌舞伎町や池袋なんかの性風俗店となんら変わらなくなれば、最初からそんな裸の付き合いの方が楽で良いだろうに、素人っぽいホステスを置いて酔客を呼んで、そこで口説き口説かれを楽しんでるような、幼児のお遊戯ばかりになってしまってるから、愛想が尽きるというもんさ。

 世界的企業のトップ夫人が、イケメン男優らと有名店で飲み食い乱交するときに、俺んとこに直接予約を入れてくれないかと電話をしてきたりするようになって、俺は日本という国に興ざめしているさ。

 源氏物語の色恋が遺る国だとは、サラサラ想えない。

 俺が若い時分は、そういう店には田舎者が大好き恒例な常連としては決して行かなかった。

 常に新しい店を開拓しては、いろんな生業職業の男として、演じて酔って、相手の女の接客を眺めて楽しんでいた。

 遠洋漁業から帰ってきたばかりの小銭を持ってる漁業従事者だとか、刑期を終えて退所したばかりの前科者だとか、エロ小説家、いろんなオモシロイ役を最初に決めて、あとは帰るまでそれで演じ続けたもんだった。

 しょせんは金を払ってアルコールの入ってる時間、別に騙して儲けようとか無く、会話を目いっぱい楽しむ役者で遊びながら、色んな知識も身に着けていた。

 どんな会話にでもついてくる女は、楽しかったが、次に来た時に前回の役柄を俺が忘れていたりすると、話がトンチンカン、その会話の中で修正して行くのも、またオモシロかった。

 どんだけ飲んでも脳味噌までは酔わない訓練でもあった。

 簡単に騙されて、そのまんま酔客の懐を覗き見勘定して来るような女は、すぐに解るから、チェンジした。

 昔のトルコやソープでも、プロの女を本気にさせるくらいでなければ、遊び人とは言わなかった。

 それでも深入りは絶対にしない。

 しょせん、アルコールの入った世界の寓話だから。

 20歳の頃から、すでに家には女がいるような日常だったから、そこで下半身だけが疼くこともなかった。

 20年くらい前に、開店50周年で呼ばれた銀座でも草分けで古く大きなクラブがあったが、政治家や財界人の器が卑し過ぎて、もうこんな商売はつまらないと、ベテランママに散々に愚痴られたこともあったが、話術を鍛える場として、俺なんかはそういう店には出掛けていたから、身体を触ったり、キスしたりなんて幼稚な事態は起きようがなかったし、いまは政治家や財界人でもそんなお子ちゃまマザコンばかりになってる。

 芥川賞や直木賞作家の集う古いクラブの経営者とも話す機会があるが、この頃はつまらない、そればかり。

 英雄談として語られてる連中とて、取り巻きがいないところでは惨めで卑しい守銭奴の痴話ばかり。

 現場で何十年も水商売の側から見ていると、阿呆らしい銀座の昨今だろうな。

 金をばらまく客も客だが、女のレベルも落ちに落ちている。

 切り替えのできないダラダラアル中は、夢と現実の境目がすぐに解らなくなる麻薬中毒と、常にクロスしているさ。

 飲んで身体はノロノロしても、オツムは酔わない、政治家の秘書だって、昔はそんなのは多かったが、今は下半身がすぐに暴れだし、制御不能、馬鹿馬鹿しくて、ダメだね。

 これは世界的に、先進国ではそんな感じになっている。

 

 さ、ゴチャゴチャ言ってないで稼がなければ、この下らない世の中社会でも、笑って遊んではいられないぜ。