オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

山で密閉、森と密集、獣は密接よ

2020-03-27 09:38:50 |  報道の嘘

 

 銀座の街をトボトボと山の筋肉痛を抱えて歩いていると・・・あ~、また太ったでしょ!? ・・・酷いことを言われることも最近は多いが、確かに4年前に退院したときに15キロは痩せた身体に20キロの肉がついている。

 176センチで、78キロになったから、ま~太ったというよりも筋肉がついた。

 おかげで去年に履いていたズボンが太腿まわりの筋肉のおかげで、今年は履けなくなってる。

 ・・・それを、デブというのよ!!

 はっきりモノ申す古い顧客ばかりだが、太腿を触らせてやると頬を紅潮させて興奮してる・・・かた~い!!

 銀座の街で、自営のエステやネイルや睫毛弄りを10年20年~以上もやってる50歳前後の喧しいオバサン連中は、だいたい食べることばかりが趣味になり、体形が太り気味になってしまってる。

 これを俺はコロコロコロナ病と最近では呼ぶようにしてる。

 なのに日常から口が悪いし、性格もみなオヤジみたいなもんだから、ぜんぜん笑って怒りもしない。

 ・・・そこの、あんたのことだよ!!

 

 卒業式を終えた母子がそのまんま、遊びにやってくることもある。

 生まれた時から父親はいなくて、母子二人で頑張って生きて来た笑顔を見ると、なんとも言えない。

 俺の腕の中でスヤスヤ眠ってた幼い頃のことを話してやると、恥ずかしそうに笑ってる。

 そうそう、奥山で見かける可愛いタヌキの親子、そんな感じだな~。

 ちゃんとあなたを見てる爺ィもここにいる訳で・・・困ったらいつでもおいで・・・と言うと一言、うん!

 

 かと思えば、生意気盛りの母子家庭の暴れん坊息子もいる。

 銀座の地元の小学校でも中学校でも、問題児。

 小学校3年の時に父親を癌でなくして、その通夜の日の学校帰りに真っ直ぐ俺の店にやってきて、店先で黙って抱きしめてやったら、我慢していた涙がぜんぶ噴き出して大声を上げて泣いてたこともある。

 ところがそんなことすらキレイに忘れ果てて、いまでは悪ガキ面で街を闊歩して歩いてやがる。

 ・・・おい! おめ~よ! 悪さもほどほどにしろよ!

 ・・・あ~、おとうさん!!

 いつのまにか、俺のことおとうさんと呼ぶようになってる。

 

 いろんな可愛いのが銀座の俺のまわりにはたくさんいるんだよ。

 

 アメリカの失業がドン!と増えていってるのに、株価は政府の救済策を期待して暴騰、これが賭場の現状だ。

 後講釈はナンとでもなる、それなりの肩書の専門家にメディアでやらせておけば、それで済む、そんな感じだ。

 30数年前の不動産バブル崩壊時には、本業は順調で儲かってるな~という店や企業が、ある日に突然倒産・破綻ということをあちこちで目にしたもんだった。

 株価が高いからと言って、それが安心に繋がると考えておったら、痛い目に遭うぜよ。

 

 山や海で遊ぶということは、ゼニカネの使い場所が無い、人も店も無い場所に身を置く、そういうことになる。

 そこへ行く未舗装路で、車がパンクや故障をしたら? 自分で応急処置をして下まで降りてこなければいけない。

 車の構造や仕組みを理解して、修理も自分でやることになる。

 だから俺の山用のアルファードには、街の車の修理屋にあるような道具や緊急対応用のグッズが、いつもイロイロと積んだままになってる。

 チェーンだって、スタッドレスの効かない雪道だけでなく、降雨でぬかるんだ山道で使うこともある。

 登る山や隣接する山の地質や形状も理解して、歩けるだろう道は全方向頭に入れて置く。

 そうやって登る道と降りる道を、その時の気分で変えてみたりする。

 降りてみたら山の反対側に出てしまった・・・そういう失敗もある。

 仕方がないから未舗装路の林道をテクテク歩くのさ。

 登山靴の底が剥がれたら? 自分で応急処置、ザックの肩紐が切れたら? 自分で応急処置、天候の変化にも対応できる装備は常時担いであるし、毒虫やカブレる木や植物に触れてしまった時も、即座に自分で応急処置。

 オストメイトになっても、装備品がちょっと増えてるだけで、行動はナニも変わらない。

 なんでもかんでもすべて自分でやらなければいけない、だから愉しいとも言える。

 アクシデントが起きると、原始人、ターザンになった気分でウキウキしてくる。

 ・・・あ~あ~あ~~! ってなもんだ。

 そうして銀座の店に戻ると、今度は人間界のあらゆる仕事をこなす、街の周旋屋になる。

 男女の仲や親子や人間関係もなんでもあり、なんでもできる、それがよろず相談の元になっている。

 反社会勢力だろうが、政治家だろうが、どんな相手でもキチンと言いたいことは言い放ってる。

 常識や良識や、倫理や道徳なんてことを抜かしてるようじゃ~、まだまだヒヨッコよ。

 あらゆる知識を持ち、経験も豊富、そうして終わることなく死ぬまで地球で遊び惚ける、俺を追い越せるか?

 あちこちの子供らには胸を張って言い放ってやれる自信がある。

 そうやって八百万の神になってゆくんだよ。

 山の頂の古い奥社では・・・おう! また来たぞ!・・・ってなもんだ。

 神社や寺でも・・・おう! またご縁があったら立ち寄るわい! それで充分。

 隣で礼儀正しく手を合わせ、静かに願いや祈りを捧げてる人たちは、みな怪訝で不愉快そうな顔して怖がってるが、そういう行動の出来ない大人ばかりが、後悔だけの世の中社会を繰り返しているんだぜ。

 幸せの反対語は、不幸せではなくって、本当はね、後悔というモノだ。

 後悔しない生を生きる。

 よく覚えておけよ。