暑い夏の過ごし方は、太平洋で遠泳するのも良いが、鍾乳洞を巡るというのも、涼しくて良い。
大谷石の採掘資料館なんかも良いし、山であれば鍾乳洞ということになるわけだが、俺みたいに人生を遊び惚けてきた爺ぃには、選択肢はいくらでもある。
・・・孤立深まる韓国・文大統領・・・ってテレビや新聞で大々的に報道してはいるが、本当に孤立が深まってるのは我が国の官僚たちと、政治家たち、そして新聞・テレビの応援団、これが本当だろう。
どうするつもりなの?
中国や韓国と日本海の島を巡って争っていた筈なのに、いまでは尖閣・竹島という名前すら出さなくなった領土問題から、貿易問題へと矛先が変わってる。
中国とロシアには敵わない、韓国とも仲良くしていかなければいけない、トランプ・アメリカの本音もそうで、在韓米軍や在日米軍の撤退も時間の問題になってる。
そんな現実を前にして、なおもアメリカに媚を売って貢ぎ続けるだけの情けない国家が、我が日本ということだ。
自衛隊で国を防衛する? そんな時代なの?
いずれアメリカに代わる世界の覇権国家と、すでに話し合いをしていなければおかしいだろう。
中国か、ロシアか、それらの国家共同体か・・・アメリカは世界の覇権を降りる、日本国憲法の上に君臨していた日米安保もまた、反故にされ消滅する時代になってくる。
メディアに洗脳されて、太平洋戦争に突入していった国民は、またおなじ過ちを繰り返すのか?
いまの国内の流れを見ていると、そんな未来が見えなくもない。
アジアですら孤立する国家、日本、それで良いのか?
・・・年寄りを敬う・・・
肉体が見事に衰えてしまって、その哀れ提灯な老いた身体を敬うことは大事だろうが、老いてるからと言って、その生き方や考え方や価値観を敬う必要などない。
本当に、その老人の生き様そのもの、愉しいオリジナルであれば、放っておいても子供や若者たちは集まってる。
そうでない退屈な老人ばかりが、増えてはいるがな。
長寿の時代になると、神や仏という信仰心が失せてゆく。
ただ長生きしてるだけの中身の無い醜い生き物、神や仏など、どこにもおらんと解ってくるからだ。
欲ボケ老人、徘徊老人、暴力老人・・・これから人間の生きる意味について、ますます考える時代になる。
そうなりたくない、そうなってはいけない、反面教師ばかりが世に永らえて、安楽死すら、真剣に議論のテーブルに乗ってくることだろう。
この夏は、あちこちの老人のことを考え、会ってイロイロ話をして、物思うことも多い。
身内の子や孫は金だけが目当て、その財産が無いと知れば、近寄ってくることも減っている。
それいがいに子や孫から見れば魅力が無いということでもあり、老人本人の生き様がその事態の根本にある。
新聞・テレビ、ネットに雑誌の受け売りばかりで、子供らでも情報がいくらでも手に入る時代には、そんな話題や会話ばかりじゃ~、逆に遅れてる老人、そんな風にしか見えてない。
ほかになにか子や孫が驚くような話や会話はないのか?
俺にはあちこちに子供がいて、いまだに子育てもしているが、みなチンコロのように懐いてくる。
いつもかならず驚くような話があり、愉しく笑える会話があり、金では買えないものばかり、たくさんまだまだ創って生きているようなもんで、先に生きる爺ぃの凄さを、教えてやっている。
・・・そんな退屈な日常を、お前らは恥ずかしくもなくダラダラやってんのか? 体力・精力だって、俺の方が充実してるな
自分の60年にはまるで後悔はなく、四面楚歌、孤立無援に何度も陥ってきたが、いまとなってはそこでいつも逃げずに貫き通したことが、なによりもの信用になっているようでもある。
いつ死んでも後悔が無い。
やりたいことをやって、生きて来た。
たとえ貧しくても、貫いて生きて来たおかげで、いまは笑っておれる。
どういう人なの? とは、どういう生き方をして来た人なの?
どういう状況で、いま生きて居るの?
そういうことがはっきり解る人間になることだ。
なにを考えてるのか解らない、なにをしたいのか解らない、なんのために生きてるのか解らないでは、なんで生まれて来たのかが、解らない。