オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

もう年賀状も年賀メールもやめだ

2018-12-26 11:13:28 | 地球と生きる

 

 今年は、田舎の軒先で作った干し柿が美味い。

 干し芋も美味いし、良い感じやな・・・

 

 ダウン症の子供を連れて山を歩いている親もいる。

 山や海に連れて行くと、表情が豊かになる、人間の獣の本能がそれに反応して、刺激になるんだろう。

 俺にはよく解る。

 ただ、独りで気ままに山を歩くよりもはるかに危険は多い。

 危ない場所は一緒に歩いてやってる山好きもいる。

 人のいない山や海には、そんな都会では見られない色んな出会いや景色がある。

 

 北の果て網走に相続した土地や建物をいろいろ持ってるお婆さんがおって、銀座の近所に住まいをお世話してあげたことへの感謝の度合いが凄くって、毎日のように色んなモノを頂いてる。

 ・・・こんなに毎日いただいておったら、喰いきれないしデブってしまうよ、もう気にしなくって良いから!

 今は80歳も近くなった老人には賃貸マンションは借りられないことが多く、連帯保証人不要の保証会社だって70歳超えると保証してはくれないから、いかに財産持っておっても、銀座ではなかなか住居は借りられない。

 素朴な出で立ちでどう見てもお金持ちには見えない老人だと、余計にそうなってる。

 それが銀座で唯一のタワーマンションに住めることになってよほどに嬉しいらしいが、毎日だと俺も満腹。

 ・・・田舎者だからね~、美味しいモノを食べるとあげたくなるんですよ~

 一昨日は数の子、昨日は北海の珍味、今日は三越で売ってた干し柿、どれも良い値段のするものばかりだ。

 世田谷にも土地や家屋を持っておられて、来年は銀座に住居を買いたいという。

 当社は大手企業じゃ~ないから、逆にこういう本当のお金持ちの顧客は昔から多い。

 テレビやネットで騒いでるレベルの、ポッと出の成金とは訳が違う方々だから、そんなミ~ちゃんハ~ちゃんな価値観で見てると解らないし見抜けないことだろう。

 昭和の大金持ちって、こういう人たちが多かった。

 平屋の簡素な家に住んでおって、大富豪、そういう話はごまんとあった。

 2億の新築一戸建てに紙袋二つぶら下げて下駄ばきでやってきて・・・買うわ!って、紙袋にはキャッシュ。

 現代のブランド品を売ってる店の従業員や、デパートの店員らには、見抜けないだろう。

 外観でそれと解る連中のことを成金と言う。

 周囲の目など気にしない、そういう自分の価値観で自信を持って日々を愉しく過ごしてる者を、金持ちという。

 ・・・ベンツやBMWなど、事務員が乗ってた車だよな~・・・不動産バブルを過ごした俺のまわりでは、そんな会話が普通だけんども、いまでもそんな醜い成金趣味が続いてる。

 この20年のファンドバブルから続いてる、安い見世物だ。

 金を稼ぎたい! お金持ちになりたい! で、夢がかなってもそんな程度の退屈な日々。

 竹中や小泉が始めたニセモノ作りの延長が、アベノミクス、そんだけのことさ。

 バブルの中身も猿の素行も、小粒になってる。

 ・・・なにが楽しくて、そんな見世物になって日々を過ごして居るんだろうか?

 しょせん、自分の価値観や生き様を持ってない、モノマネ猿の上手・下手の話でしかない。

 若い人たちにも、そんなのを見かけると、哀しくなるね。

 30年も40年も前の、俺なんかは否定してた古臭い人類の生だ。

 そんなことなら、人類は原始人の時代からナニも進化などしてはおらんだろう。

 

 小学生への性教育については、国も都も教育委員会も学校の先生もPTAですら恥ずかしいくらいに遅れてる。

 この夏前にも、小学校6年生のカップルが妊娠して、周囲の認識不足と本人たちの知識不足で発覚が遅れたために大騒動になっておったことを書いたが、サンタクロース・ゴッコにうつつを抜かしてる大人社会とは裏腹に、子供らの日常の実態ははるかに進んでいる。

 学校や親の性教育があやふやで誤魔化しばかりだから、俺んとこにはそういう質問を抱えた子供らがやってくる。

 エエ恰好ばかりしてる大人社会は、そろそろ現実の前で粉々になるお時間が来てる。

 テレビや新聞やネットのニュースなんて、いまや現実のはるか後塵をかぶって腐り果てておるわい。

 キチンと現実を自分の目で確認もしてないくせに、又聞きと覗き見だけで生きてるメディア社会、現実の社会をキチンと知りもしないで偉そうにドキュメンタリーなんざ作ってる場合か? 滑稽な奴らだ。

 小さな世界で日々を生きて居る大人、専門職の世界で日々を生きて居る大人、画面だけを覗いて生きて居る大人、そんな大人たちの思考や感情や知識は猫の脳ミソの類で、実際の現実がナニも見えてはいないから会話にもならん。

 ・・・あんた、ナニを言ってんの? 

 ・・・あんた、ナニをやってんの?

 そういう大人社会の狂騒は、歌にもダンスにもならんだろうが、子供らの現実は関係なしに進んでる。

 

 山や海で、たくさん数えきれないほどの思い出を作ってやること、俺はそうやって子供らを育てて来た。

 まわりの連中も巻き込んで、一緒に連れて行ってやることも多いけんども、いつも感じることは、他の親はナニをして子供らと接しているんだろうか? その一言。

 日本の素敵な四季のある山や海で、愉しい思い出をたいして持ってない。

 俺が連れて行ったことが、いままでで一番の思い出になる、寂しい話だ。

 偉そうに教育や進学を論じるのは勝手だが、大事なことを忘れてる大人社会、なんか変じゃ~ないか?

 年に1~2回のありきたりの家族旅行、そんだけ? 

 豊かな感性は、豊かな経験、豊かな時間の使い方、豊かな楽しみによって育まれる。

 大自然の中での笑いがさ、ぜんぜん足りないよ。