今回は、ホトケノザ(仏の座)だ。田んぼ道を散歩していると、雑草の中に、紫色の小さな花が咲いていた。クンクンしてパパに教えてあげたんだ。パパは「うーん、花の形が特徴的だな! これ、花か?」などと言っている。調べてみるとホトケノザ(仏の座)。因みに、(春の七草の)ホトケノザとは別種という。
<3月11日~3月25日(2017年と2018年)>
【3月25日】
◇ 泉川の土堤へ向かう途中のたんぼ道。用水路の脇に咲いている。花の形が分かんないよね。ズームしていこう
◇ 花の形が分かってきたかな? ん? 君の顔がデカいって?
◇ 全体がわかるようになった。小次郎くんが写らなくなったが、ま、仕方がない。葉は茎の途中に“段々”状に付いている。
◇ おー、花の形は、こんななんだ!
ホトケノザ(仏の座)の由来は「花を囲むよう対生する葉の形が、仏の台座のように見える」ことから。別名のサンカイグサ(三階草)は、茎が段々に付くことから、という。ちょっと、勉強をしておこう。
【ホトケノザ(仏の座)】
◇ シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草である。
◇ 世界的に広く分布。日本では北海道以外に自生する。
◇ 花は、上部の葉脇に長さ2cmほどの紫で唇形状の花をつける。上唇はかぶと状。下唇は二裂し濃い紅色の斑点がある。
◇ 白い花をつけるものもあり、シロバナホトケノザと呼ばれる。
◇ 花期は、3月~6月。
◇ 本種は、食用ではない。
【(春の七草の)ホトケノザ(仏の座)】
春の七草(せり なずな おぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ)のホトケノザは、現在は、標準和名として“コオニタビラコ(小鬼田平子)”という。また、キク科なので、そもそも種が異なる。
コオニタビラコが“ホトケノザ”と呼ばれた由来は、
◇ 葉が地面に張り付いたように重なり円座形となる様が、仏の台座に使われる開いたハスの花の形に似ていることから。
◇ “タビラコ”の由来は、葉が田の面に放射状に平らに広がるところから”田平”子。「こおに(小鬼)」は、似たオニタビラコよりも小ぶりであることから。
【3月7日】
◇ バックの濃い緑は宮地岳、そう、宮地嶽神社がある山。そのズーッと後方は雷山(背振山山系)だ。
◇ こんな感じで咲いている。右は小次郎くんの脚だ。
自宅で、テレビ台に飾ってみた。
◇ 花が小さいので、酒グラスに活けると、丁度良い。
【3月11日】
田んぼ道だけでなく、あちこちに、咲いている。ここは、南風台交差点近くの空き区画。雑草に混じって咲いている。
◇ 雑草の間に伸びているので、目立たない!
◇ ん? これ、小次郎くんの写じゃないいの? いや、枯れ草の間に伸びて、開花している「仏の座」が主役だよ。
うーん、フォーカスするので、花をよく見て欲しい!
◇ 後ろはお家だよ。ぼやけているけど………。三段になっているし、別名のサンカイグサ(三階草)も納得だなあ。
◇ 花にフォーカスしてみた。
小次郎と春の草花3ーホトケノザ(仏の座)ー