わたしのいえ・プロジェクト

マイホーム新築の記録と、それにまつわる、アレやコレ。

08/06/25 コンクリート養生中

2008-06-25 21:30:15 |  Ⅱ.地業・基礎工事

建築模型

コンクリート養生中につき、現場での進展はありません。
養生期間は、中3日取ることにしたので、棟上を月曜日に延期しました。

今朝も現場に寄りましたが、現場での散水養生の話ばかりでは、なんとも、設計者らしくないので、模型の話です。

模型をつくるのが、そもそも、好きです。
会社の仕事で模型を作っている時は、こんなんで給料もらえるなんて楽しいなぁ、なんて思います。

わたしのいえプロジェクトでも、我が家の模型を作りました。

 

スケールは1/40です。
スチレンボード(発泡スチロールの目の細かいのの両側にケント紙を貼ってあるような材料)を使って作ります。
この模型は2個目の模型です。
1個目の模型は、雑に作って、作成した後に大幅にプラン変更をし、検討用に切り刻んで、ボロくなってしまったので、破棄してしまいました。

内部も作ってあります。
屋根や、2階の床を、順にはずしていくと、1階も見れます。
ある程度、スケールの大きな模型を作ると、外観だけではなく、内部空間のイメージがつかめます。
模型の醍醐味は、空間のイメージがつかめることです。

2階の居間からデッキと、台所を見るイメージです。

食堂から台所とデッキを見るイメージです。

食堂から、正面に台所、上がロフトです。

本当はありもしない部分の壁に穴を開けて、蓋を開けると、中をのぞけるようにしてあります。

穴からのぞくと、台所に立ってデッキ~居間を見るイメージです。

台所はお施主様にとって、一番重要な場所であり、そこから見える景色はとても大事です。
明るくて、気持ちのいい空間になるのではと思います。

このような検討は、CGを使って検討することも多いのですが、わたし的には、CGよりも模型のほうが、空間の検討のためのツールとしては優れていると思います。
CGは、色やテクスチャーを加えて、シーンをリアルに表現することができるのが強みですが、視点が固定されているので、空間の把握という面では、イマイチです。
また、CGを作る際の画角の設定(カメラにたとえれば、何ミリのレンズを使うか)によって、空間の広がりを、広くも、狭くも、意図的に表現できてしまいます。

ですから、どっかの広告ではないですが、完成予想CGが、実際の完成したものと、イメージが異なることが、まま、あります。

模型だと、好きな角度から、眺めたり、覗けたりするので、瞬時に正確な空間把握が可能です。
見るのは、自分の目ですから、視野が変に広角になって空間がゆがんで見えることもありません。