わたしのいえの2階
引っ越してから、はや、2ヶ月が経ちました。
あたらしいいえでの生活も、立ち上げ段階を終了し、落ち着いてきました。
本日は、わたしのいえの2階の紹介です。
2階は、居間・食堂・台所を壁で仕切らずに、一つの空間で設計しています。
居間(側)です。
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AVラックと、飾り棚を造り付けました。
どちらも大工工事です。
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造り付け家具を造る場合、大工工事と、家具工事の2種類の造りかたがあります。
大工工事とは、家全体を造っている大工さんが、現場で家具も造り、取り付ける工事です。
家具工事とは、家具専門の職人が、家具工場で家具を製作し、ほぼ完成した家具(箱物など言います)を現場に搬入して取り付け、仕上げる工事です。
大工工事の利点:
コストが安い
現場あわせで造るので、フィラー無しで、いえにピッタリサイズの家具が造れる
(フィラーとは、箱物家具と建築壁・天井などの隙間を埋める幕板です。家具工事の場合は、通常、工場で、幅5mm~10mmくらいの余裕を見て家具を小さめにつくり、現場に搬入後、フィラーで隙間を埋めるて寸法調整して設置します。)
家具工事の利点:
複雑な造作が可能
木材以外の材料も使用可能(ガラス戸など)
特殊な仕上げ、塗装が可能
こんな特徴があるので、適材適所、使い分けましょう。
ちなみに、わたしのいえは、大工さんの腕があったのと、コストを押さえるために、家具工事はありません。
通常なら、1階の、階段下の引き出し靴箱なんかは、家具工事の範疇です。
大工のダイトウリョウのTさんの腕があってこそ、大工工事で造れました。
天井は、屋根の勾配なりのななめの天井です。
そこに水平材の大梁を露出させています。
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梁は、せい(高さ)270mmのアカマツ無垢材です。
アカマツの素地は、木目がちょっときついので、薄く白のオイルステンで塗っています。
食堂・居間の北側の窓からは、キャベツ畑が見渡せます。
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都内とは思えない見晴らしのよさです。
このキャベツ畑は、生産緑地なので、しばらくは畑のままでしょう。
ずーっとこのままならいいのですが。
食堂側には、カウンターと、それに連続してパソコンコーナーを作りました。
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わたしのいえには、個室の書斎はありません。
オープンスペースの一角にパソコンコーナーを造りました。
家族のいる場所の脇で、パソコン作業をするのが好きなのでこんな場所です。
食堂側とキッチンです。
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ギザギザ階段を上ると、子供部屋として使っているロフトです。
居間・食堂・デッキを見渡します。
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デッキへのはき出し窓は、ノンレールタイプにして、段差の無い連続した床にしています。
デッキのおかげで、居間が2倍の広さになりました。
ということで、こんな感じで、なんの仕切りもない2階です。
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居間、食堂、キッチン、デッキ、と連続した一体空間なので、広々しています。
ちょっとしたアクセントをつけるために、キッチンは、床仕上げや壁の仕上げを居間・食堂と変えています。
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空間的には、食堂・居間と一体の連続した空間ですが、仕上げを変えて、「お施主様の城」としての領域感を出します。
床は汚れがつきにくく、清掃のしやすいビニル床タイルです。
壁は、OSBサンダーかけの上オイルステン仕上げにしています。
キッチンの立ち上がり壁は、50角のタイル貼りです。
キッチン収納です。
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キッチン収納は、システムキッチンとはせずに、建具をつけた押入れのような収納にしています。
これは、大工工事と建具工事のあわせ技で造りました。
大きな収納力を、家具工事やシステムキッチン工事と比べて安いコストで実現できます。
手前一間が台所・食品関係、奥一間が洗濯・掃除関係の収納スペースになっています。
引き戸を閉めれば、完全に白い壁になって、中のモノモノは見えなくなります。
カウンターより上段は、3段の可動棚ですが、実際はお皿を収納した後は棚板を動かすことはありません。
カウンターより下段は、大きなスペースを空けたままです。
後で、無印良品のキャスター付き収納棚を4台ほど入られるように設計してあります。
お施主様曰く、「栗原はるみ流」だそうです。
キッチンの正面は、大きな窓です。
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階段を挟んで、デッキが見えます。
システムキッチンはシンプルなI型で、長さ3mあります。
気が向いた休みの日には、お施主様とわたし、娘たち、4人並んで作業できます。
キッチン奥の、お施主様作業机です。
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日当たり良好です。
実は、キッチンはいえの南側の一番日当たりのいい一等地に配置してあります。
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窓も大きく取り、明るいキッチンです。
炊事、掃除、洗濯を一まとめにして、収納力も充分。
作業動線も考えて、突き当たりの窓からは、洗濯物を干しに直接デッキに出られます。
一番いえに居る時間の長い、お施主様第一で設計しました。
追伸:今日現在のわたしのいえ
ホームセンターに注文していた表札が完成しました。
いままでは、幅広マスキングテープにマジック書きの仮の表札でしたが、正式に表札がつきました。
なんのてらいも無い、シンプルなステンレスプレートの表札です。
玄関脇のポストに両面テープで貼り付けました。
鋳物の表札とか、レーザーカット文字とか・・・いろいろ検討しましたが、値段が高いし、そんなに表札で頑張らなくてもいいかなぁ、ってことでステンレスの板の表札です。
まぁ、テープにマジック手書き文字から比べると、格段に立派になりました。
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