キャンプ場でキャンプなんて・・・
勝手に好きな場所でソロキャンプをしていたころには、区画されたキャンプ場でキャンプなんて考えられませんでした。
でも、家族でキャンプとなると、重要なのは綺麗なトイレだったり、水場だったりするので、必然、キャンプ場でキャンプということになります。
ということで、GWの最終盤に、初のファミリーキャンプに行ってきました。
今回は、友人の誘いで、友人の親戚の持つ竹やぶでの、タケノコ堀をメインイベントにすえてのキャンプです。
なんだか、この春はタケノコづいてます。
出発の朝に、ウッドデッキのプランターから、手塩にかけて育てたソラマメを収穫します。
不揃いな姿ですが、そこそこ収穫できました。
バーベキューでこのまま焼いて食べます。
現地キャンプ場到着後、すぐに竹やぶに移動、タケノコ堀です。
これまた人生初の経験。
急斜面の竹やぶで、地面からひょっこり出ているタケノコの頭を探して歩き回ります。
「あったぁ!」
発見の喜びの声があちこちで上がります。
タケノコの周辺を掘り起こすことを、「かく」と言います。
掘り出すのは結構な重労働です。
頑張ってどんどん、かけ!
鋤でかくのが効率的です。
ある程度、周りを掘り出されたタケノコの根元を鋤で切り取ることを「打つ」と言います。
慎重に根元を狙って鋤を振るいます。
打つのはお父さんの仕上げ仕事。
かいて、打つ、繰り返してタケノコを大量収穫。
こんなにでかいタケノコは初めて見ました。
さっそく、友人の親戚宅に持ち帰り、その場で皮むき、釜で茹で上げます。
茹でる燃料も竹です。
自家で精米したときに出るヌカを入れて灰汁抜きしながら茹でます。
そんな作業の傍らで、子供たちは、タケノコの端材を切り刻んだり、ヌカ団子を作ったりのままごとあそび。
好き放題散らかして誰も文句言いません。
そりゃ、楽しかろう。
小ぶりなタケノコはキャンプ場へ持ち帰り、バーベキューで直火焼き。
皮がついたまま、アルミホイルで包んで、一時間ほど炭火で焼くと出来上がり。
なんの味付けも必要ありません。
甘みと、香りと、歯ごたえ、3種の感覚を刺激する最高の美味でした。
当然、他に、牛肉、豚スペアリブ、鳥手羽、3種の肉も楽しみました。
翌日には、収穫したタケノコを使って親戚宅で作ってもらったタケノコづくし弁当がキャンプ場に届けられました。
タケノコの煮しめと、タケノコご飯の握り飯。
お世話になりっぱなし、感謝感激です。
お昼はキャンプ場を撤収して、タケノコ弁当を持って展望台まで移動します。
展望台からの絶景を眺めて、ポカポカ陽気の中、涼しい風に吹かれながら、タケノコ弁当をいただきました。
言うことなし。
楽しいキャンプでした。
「また行きたいひとぉ?」
「はぁ~い!」
また連れて行ってあげたいものです。
でも、こんな楽しい経験を最初のキャンプでしてしまうと、次回のハードルが高くなって、少々困ります。