こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

苦しみからの解放。今私は、極楽です。

2008年07月22日 | つれづれ
19日午前、中学校男子バレーボール練習試合観戦中に、
右奥歯激痛走る。応援に少々力みすぎたかなあという程度だったのが、
細切れだった痛みが徐々に連続痛へと。
あちゃあ、こりゃ本物だあ、と思ったものの、
土曜日だし、お勤めもあるし、面倒だし、のいつもの調子で放っておいた。
夜、同級生の自宅で酒盛り。
歯痛には焼酎が一番良い!という酔狂を「最も正しい意見なり」と絶賛しながら、
ごくごく飲みまくり、「確かによく効く」と確認ののち、
帰宅して入浴して寝床に入る頃、徐々に痛みが復活。
倍返しの痛みだ。飲まなきゃよかったあ、という懺悔もむなしく、
七転八倒の夜中。
明日は日曜、休日診療にいくしかない。だけど、お勤めが満タンで
とても行けそうにない、と判断した途端に、ますます痛みが増してきた。
伴侶に急遽薬屋まで走ってもらい、患部を麻痺させる薬を塗る。
何とか誤魔化しながら寝ずの一夜を過ごす。

日曜日、苦しさ紛れに化膿止めの漢方薬を服用。
飲んだ後、説明書を読めば、「4日後くらいから腫れが引いてきます。」と。
・・・そんなあ。
あ、わたしは坊さんだった。心頭滅却すれば火も又涼しいはず。
丹田に気を集中して、・・・。
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
お~、結構効果あるじゃん!って、素人みたいな感想を抱く。

でも、これだけやってるわけにはいかず・・・。
落ち着かない日曜日。
明日の月曜日こそは、かかりつけの歯医者へ行こうっと、と、と、
「あんだあ?明日も旗日やないかい!」
結局この晩もゆっくり寝床に横たわることができずに、
もんもんイライラの一晩を過ごす。
昨日のブログの書き込み時間を見られれば想像付くでしょう。
強い集中力で何かに没頭しなければ生きていけない状態。

翌日、もう失神寸前にまで行った私の様子を見かねた伴侶は、
休日診療の最も近場の歯医者さんを捜し出し、
無事に誘ってくれ、応急処置と痛み止めの投薬。

ほんで、やっと本日、かかりつけの歯医者さんへと向かいまして、
患部のお掃除と今後の治療計画を提示して下され、
痛みは嘘のようになくなり、ほんとに安心しました。
まだ、腫れはひいていませんけど、
ひいたかどうかを目視確認できないのがやや気になりますが、

ともあれ、

今、

    私は

           極楽です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃栗三年、柿八年、びわは早ようて十三年

2008年07月22日 | つれづれ
桃栗三年、柿八年、枇杷は早ようて十三年

幼少の頃から慣れ親しんでいた柿の古木が切り倒されて、
はて、何年が経過しただろうか。
倒木の後まもなく、残されていた古木の根っこ付近から、
柿木の新芽が育っていた。
もう今では高さ2メートルほどにまで成長。
しかし、何年も実を付けることはなかったけれど、
先日眺めていると、テカテカと緑色した小さな柿の実が
立派にぶら下がっているじゃないの。
桃栗三年柿八年、とはいうものの、
あえて苗木を植えて育ててきたわけでもない柿木が、
今年から初めて実り始めたことに、たいへん感激を覚える。

ところで、仏教を勉強する人たちには、
通説で、「唯識(ゆいしき)三年、倶舎(くしゃ)八年」という合い言葉みたいなものがある。
仏教を学ぶ上で基本になる科目のことだけど、
要するに、唯識という学問は、最低でも三年は勉強しなきゃあ身に付かない、
そして、倶舎という論を理解するには、八年は必要になる、
っていうことで、仏教を志す若い人たちを叱咤激励するための教訓みたいなもの。
ところで、
”枇杷は早うて13年”って言葉までは、正直よくしらなんだ。
13年かけて身に付くもの。時間をかけてじっくりと実を付けていくもの。
時間が極端に速くなってしまった現代に、
なんだかとても味のある言葉に思えてくる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛い とても 歯が

2008年07月22日 | つれづれ
歯が



痛い



とても
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする