こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

心を見つめる教育週間の読みかたり

2008年07月04日 | 教育
子どもの心を見つめ、子どもの心と向き合い、
「命を大切にし他人を思いやる心豊かな長崎っ子」の育成。
を目的に、県下の公立学校では、
それぞれの地域性や学校の特色を生かした取り組みが展開されている。

地元の小学校では、昨日と今日に全学年を対照にした
読みかたりの時間がもうけてあった。
朝7:55から8:35まで。
今回私は、5年生と6年生のクラス担当。

「貧乏神様さま」という本を読んだ。
調子よく読んでいっても50分くらいの長い絵本だ。
それを40分ものくらいにアレンジして臨む。
蒸し暑い中、過酷な作業ではある。
意気込みすぎて呼吸を間違えると、
過呼吸だか酸素不足だかよくわからないが、
フラッ、としてしまう。

聴いてくれる子どもたちだって、たいへんだ。
30分を超えると、飽きがくるはず。
モゾモゾしだすかも知れない。
だから、そうならないように、
物語の展開に緩急を付けながら、
できるだけ集中してくれるように、
必死に魂を入れ込む。

おかげで二日間とも、
子どもたちは熱心に40分間もの読み語りにつきあってくれた。
元々題材がよかったということもあるけど、
子どもたちの集中力とその耐久力に脱帽、そして感謝。

この両日。地元の学校へ出向いて、
読み語りということを通して子どもたちと向き合えることに、
心から感謝。                  合 掌
コメント
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