カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『ネコの気持ちをきいてごらん』 加藤由子 幻冬舎文庫

2015-11-25 18:00:24 | 本日のしりきれとんぼ
ネコを飼うようになってから、ついついネコの本に手を出してしまうようになった。
実際、おびただしい数の本が出ている。
読めども読めども尽きることを知らない。
本の提供者と受け取る側に最初から共犯関係が成り立っているので双方に気軽さがあるのだろう。

加藤由子さんはネコ好きが高じて動物関係のライターになってしまった人だ。
ネコ関係の著書多数あり。、これはその中の一冊。
学生時代の専攻が動物行動学だったそうで、観察力が並大抵でない。


ある日、動物病院に保護されたオス猫をもらった。左後ろ足が膝のところで切断されている。
フーという名だ。
便秘気味の臆病でおとなしいネコである。
しばらくは母子関係のような日常生活が続く。

しばらくしたある日、同じ動物病院から片目のメスの子猫を、今度は押し付けられる。まるという。
問題はフーとまるの関係だ。
まるが子猫のうちは良かった。
フーは保護者ぜんとしてかわいがっていた。
まるが大人になるにつれ、フーはまるを厭うようになった。
まるのほうはそんな事態を理解できぬのかフーに親愛を込めたちょっかいを出し続ける。
フーは余計に嫌がる。

何としてもフーとまるの関係を正常化したい加藤由子さん。
徹底して二人?を観察した。

出した結論は、まるの自己中心的な愛情表現にあり。
興奮のあまり、甘噛みに止まらない噛み方を身に付けてしまっていたのだ。

その事に気付いた加藤由子さんはどうしたか?

まるは「正しい与え方と受け方」を間違えてしまっているのかもしれないと思い、まるを徹底的に愛撫した。
徹底的な愛の放射を受けたまるは、柔和な他者への関わりを何となく理解していったようで、その後二人(二匹)はじゃれ合いながら生きておるとさ、、、。


今現在、人間が行っているテロとか、テロ撲滅の動きなんて、ある意味ちょろい。
なんて思ってしまう。

一度、ためしにテロリストの生まれた環境に愛の放射を地球規模で浴びせたらどんなもんだろうか、、、?。


加藤由子さんが講師を務めている、「ペットシッタースクール」での発言。

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動物への愛情とは、その動物が持つ価値観を理解し尊重し、守ることだと思います。それが、動物の行動を理解するための基本です。さらには動物に何をしてあ げればいいのかを考えるときの基本です。この基本がわかっていれば、どんな事態に直面しようとも必ず、よき解決策が見いだせるはずです。
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