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一方で、若い官僚はジレンマも抱えている。
自分はもともと「国のために働きたい」という気持で官僚になった。将来の天下りを期待していたわけではない。天下りがいい仕組みだとも思わない。だから、先輩の天下り確保に精を出すくらいなら、自分は出世をあきらめて民間に出てもいいと思う。ところが、日本では官僚として優秀な業績を残していても、民間がそれを評価して高給で迎えるような仕組みがない。
そのため、民間でそれなりに厚遇されるには、結局、役所の中で昇進していくしかない。昇進するには、先輩の天下り確保に努めなければならない。というように、自分の気持といまの天下りシステムが矛盾をきたして、出口が見つからなくなってしまうのだ。
長谷川幸洋 『日本国の正体』より 講談社
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一冊の本を読んでいる間中、不愉快な思いに浸されるというのはめったにない経験だった。
いかに政治家は官僚に篭絡させられるか?
いかにメディアは官僚によって操作されるか?
天下りは合法的な賄賂だ。
しかも、その法律は自分達が作っている。
本日のおまけ
先日、路地販売で野菜を買うのが趣味というおば様からのおすそ分けを使って、うらなり胡瓜と鯵の甘酢和え。
キュウリの種の部分をスプーンでこそぎ落とすのも面白い。
見てくれは今ひとつだが、鯵の脂が程よくしみわたってて旨し、、、。
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