カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

内田 樹 『子供は判ってくれない』 洋泉社

2016-05-24 16:05:28 | 本日の抜粋
 *****
「世界が平和でありますように」という祈りの言葉が善意からのものであることに私は何の疑念も抱かない。(中略)
それらの主張が「正しい」ことを私は心から認める。しかし、それを繰り返し呼号し(中略)何か世界に新しい「善きもの」が作り出されるだろうという見通しには同意できない。
 それはメッセージそのものに意味がないからではなく、その「差し出され方」が間違っているからである。
 そのメッセージは誰にも向けられていない。
 誰からの反論も予期しないで語られるメッセージというのは、要するに誰にも向けられていないメッセージである。(中略)
最優先に配慮すべきことは、そのメッセージが「正しい」ことではなく、「聞き手に届く」事だと思う。
 *****


徳さんは患者さんの体に関しては、相手に言葉が届くように工夫したり注意をしている積もりだ。
でも、それ以外の事となると、老人であるにも関わらず、まるで子供だと、この本を読んで知らされた。

情けない話ではあるが、、、、。




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