カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

知人の障害者の死

2015-07-08 19:50:28 | 本日の反省
今日未明、ある一人の男が息を引き取った。
徳さんより10歳若い早逝であった。
40年来の知人であった。

彼は脳性マヒで、知り合ったころから車椅子に乗っていた。
当時から、都内のある地域で、障害者を取り巻く環境を改善し、障害者の自立を目指す活動のリーダー的役割を担う一人だった。

危篤の報を受け、多くの人が駆けつけた。
皆この日のあるのを覚悟していたので、明るく振舞っていた。
訪ね来る人は彼の手や足を撫で摩り、意識朦朧としている彼に寄り添う。
時には冗談を飛ばしながら、、、。

これはこれでいい。

でも、徳さんは、彼の孤独を感じて仕方ない。
多くの支援者に囲まれる中で、彼に本当の意味で友人なる者ががいたのだろうか?
なまじっか障害者の諸権利要求運動の先頭をを担っていただけに、彼から発せられる言葉のほとんどは建前としての正当性に関するものばかり。

彼に、ずっこけ、とんでも友人が何人かいた事を願うばかりである。



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