カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

エリコ・ロウ 『アメリカ・インディアンの書物より賢い言葉』 扶桑社

2014-11-11 21:37:55 | 本日の患者さん
ちょっと、素人臭い編集の本である。

著者は日本人女性。
謙虚な態度でアメリカ・インディアンに受け入れられ、彼らの魂をなんとか理解しようと努めている。


まず、各部族に伝わる諫言を紹介している。
その中で徳さんの心に残ったもののいくつかを紹介しておく。

☆ 「大いなる神秘」は誰にも美しさを見る。烏が鷲になる必要性はない。(スカミッシュ族の格言)

☆ どんな動物もあなたよりずっと多くを知っている。(ネズバース族の格言)

☆ 一人の子供を育てるには、村中の努力が必要だ。(オマハ族の格言)

☆ 自然に逆らう文化は野蛮だ。

☆ どんなことも7世代先まで考えて決めなければならない。(イロコイ族の格言)

どれも、現代人には耳の痛い格言ばかりだ、、、、。


徳さんの職業柄、参考になった部分もある。
インディアンにはメディスン・マンという心身に渡る医師にあたる人がいる。
ホビ族のメディスンマン、エメリーさんの話。

  *****
 エメリーさんは「下腹部の構造に問題がある。臓器があるべき場所に収まらず、骨盤の下に落ち込んでいる」と診断を下すと、臓器を引き上げる手技に乗り出した。
「骨盤と周りの組織が癒着していて手が臓器に届かない」とこぼすと、服の上から骨盤の輪郭に手を当て、あたりを揉みほぐしていく。涙が出るほど痛い。
「痛いだろう。これをやると気絶する人も出る」と言いながら、エメリーさんは内側に手が入るようになるまで続けた。
 そして、骨盤の内側から指で臓器を持ち上げるようにした。それが終わると、体のあちこちに手をかざし、「歪んだエネルギーを抜き取る」ようなこともして、治療を終えた。
 エメリーさんが「エネルギーの歪みを抜き取る」ごとに、トゲを抜かれたような開放感が走ったのは不思議だったが、病院で臓器が骨盤に落ち込んでいるなどと言われたことはなかったので、診断には不審な面持ちでエメリーさんとは別れた。
 しかし、その数週間後、生理が始まっても全く痛まないのに驚き、エメリーさんのメディスンの効果に違いないと気づいた。
  *****



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