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私たちは常に自分の怠け心に勝つように心がけなければならないのでしょうか?私たちは常に何かを成し遂げなければいけないのでしょうか?変なことをいうようですが、夢を実現させるために頑張ることが何よりも大切なことなのでしょうか?
私たちが生きにくさを感じるのは、実はこのような義務感が原因であることも多いのです。私たちは、のびのびと楽しみながら物事に取り組んでもいいはずです。自分の怠惰な心と常に格闘しながら生きる必要などありません。人格的な成長や特別な技術の習得など、目的がはっきりしているときは、怠け心を排除して、自分を鼓舞激励してストイックに頑張る必要があるかもしれません。さらに、人生がすべて修行だと考えるのなら、贅沢や楽しみを我慢し続けるのもいいでしょう。
でも、もし心の奥底で、もっと人生を楽しみたい、自分らしく生き生きとしていたいと願っているのなら、必要以上の義務感や忍耐は余分なプレッシャーとなってかえって自分の可能性を狭めてしまいます。自分の怠け心はたしかに自分の敵になりますが、必要以上の義務感もやはり自分の敵となるのです。強すぎる「~すべき」の気持ちは自分の的なのです。とくに「プチ鬱」のときは、この気持ちが自分の最大の敵となります。
門倉真人 『鬱のパワー』より 講談社+α新書
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この本の主張は「プチ鬱」の存在だ。
徳さん、今まで聞いたことがなかった。
余程の脳天気な奴でなければ、現代の先進国社会に生きるもの、この「プチ鬱」から逃れないだろう。
人の心の自然な有り様である。
しかし、「プチ鬱」は現実に人を苦しめる。
抜粋部の見解を、金太郎飴のように、手を変え品を変え、分かりやすい例え話しで繰り返される門倉先生からは、臨床家ゆえの本気度が伝わってくる。
実用書として機能している。
徳さんとこの患者さんでもあるTさんは、この先生の「弱い自分を認めなさい」という一言で一挙に心にわだかまっていたモヤモヤが吹き飛んだとおっしゃる。
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