カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

定村忠士 『悪路王伝説』 日本エディタースクール出版部

2015-06-26 16:24:46 | 本日のしりきれとんぼ
中学でも、高校の日本史の授業でも教わったことのある坂上田村麻呂。
797年、当時の都を平安京に遷した桓武天皇(泣くなうぐいす平安京、と覚えこまされたんだっけ)の命で征夷大将軍として、東北の蝦夷を征服した。
「悪路王」とは、その田村麻呂に抵抗する蝦夷の首領。
きっと、立派な指導者だったはずだが、勝者側で作られる伝説では、悪霊、妖怪の権化として登場する。

著者の関心は、なぜ東北の人々がこれほどまでに田村麻呂を「称え、思慕する」かの疑問の解明だ。
このことに関しては、この本はまだまだそれに成功していない、と徳さんは感じている。

そして、徳さんの関心は、このまつろわぬ民族であった、蝦夷国民の感情である。

その一端が、微かにうかがい知れるのは、第一章で取り上げられている、宮沢賢治の「原体剣舞連」という詩だ。

賢治は確かに『悪路王』に寄り添っている、、、。


原体剣舞連 - 宮澤賢治 (朗読 木村功)


木下牧子作曲「原体剣舞連」


原体剣舞 卯平剣舞




追記 この本は古本で二万弱の値段がついているのに徳さんはびっくり!図書館様々である。



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