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第1章 「世界は呪文と魔方陣からできている」と、パパは言った。
第2章 「扉を開けたときには、勝負がついている」と、パパは言った。
第3章 「はじめての場所でまず探すべきは、身を隠す場所だ」と、パパは言った。
第4章 「エラーは気づいた瞬間に直すのが、最速で最良だ」と、パパは言った。
第5章 「ムダにはムダの意味がある」とパパは言った。
第6章 「閉じた世界は必ず腐っていく」と、パパは言った。
第7章 「名前が立派なものほど、中身は空っぽ」と藤田教授は言った。
第8章 「悪意と無能は区別がつかないし、つける必要もない」と、パパは言った。
第9章 「一度できた流れは、簡単には変わらない」と、パパは言った。
第10章 「世の中で一番大変なのは、ゴールの見えない我慢だ」と、パパは言った。
第11章 「心に飼っているサソリを解き放て」と、パパは言った。
第12章 「道は自分の目の前に広がっている」と、パパは言った。
海堂 尊 『医学のたまご』より 理論社
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目次を抜粋してしまった。
この本は中学生を対象にしたものなのだが、還暦を過ぎた徳さんはこの目次だけでも随分と教えられる。
警句というものは、このように物語の中に織り込まれて初めて威力を発揮するというか、親しみやすいものになる。
分かりやすいのは、エラーの改善と腐っていく閉鎖社会。そして実績と実体のない肩書き。
まずはどこかの政治家に投げつけてやりたい。
意味不明なんだけどそうかなとも納得する呪文と魔方陣。徳さんも魔方陣の中で身動きできない。
取り扱いが難しそうなのは、悪意と無能。徳さんの脳にもかなりな程度巣食ってるし、、、。
処世訓的なのは、まず己の隠れ場所を確保せよ。扉を開く前に勝負せよ!だって。
徳さんが、しみじみ噛み締めるのは、ゴールの見えない我慢と、流れを変える事の困難さ。
徳さんの人生の言い訳になるのが、ムダの意味。
憧れの警句は心に飼ってるサソリを解き放て!
そして、還暦過ぎの徳さんの目の前に道は広がっている???、、、。
当然、徳さんは、これらの警句を読み違えているのも知っている。
まあ、中学生以下ということなのだが、、、、。