菜の花日記

小さい喜びがあれば幸せ

涙がとまらない・・・

2013年07月01日 | 日記
夫が入院をして3週間が過ぎた。いろいろ検査が進んで担当医の結論を聞かされた。

経口摂取が難しいのと徐脈性不整脈があるので施設に戻るのであれば、「胃ろう」と「ペースメーカー」を埋め込んで戻る。または何もせず「在宅介護」にするか「老人病院」に毎月30万をかけて転院するか。選択を迫られた。
度々の誤嚥性肺炎を起こしているので悩みに悩んで、家族とも相談し、施設にも相談し、病院の医療相談にも相談して「生きる為の方法」として「胃ろう」をつけることに決めた。
その前に食事の手伝いが出来ればと申し出たが、素人には難しい事だった。
「胃ろう」については本人への告知が出来ていないので、昨日さりげなく「食事を摂るのが大変だね」と言ったら「食べられる」とはっきり返事が返ってきた。

私は大変な事をしようとしているのだろうか?
いつも私の気持ちを重くする方向に進んでいく。
いっそ、家に連れてきて二人で食べずに寝ていようか?
そんな馬鹿なことまで考えている自分がいる。
昨夜は落ち込んでしまった。

ペースメーカーはかろうじて拒否して、本人の寿命に添うことに決めた。
担当医と施設からの了解をもらった。

今日の昼間病院から連絡が入り、3日に「胃ろう」の説明と承諾書にサインを・・・
万事休すだ。
見舞いに行くと、じっと私の目を見たままでいる、見透かされているような切ない気持ちになる。

夕方になると一人でいる事に耐えられなくなる。フラッと外に出てみる。
家に入ると、フランク品川さんの「なみだ恋」を繰り返し何度も聴いて癒されている。
そして涙が止まらない。