先週末から話題が大きくなっていますね。
ジャニーズ事務所の社長のweb謝罪には驚きました。
なぜ記者会見をしないのか?理由は社長が記者会見に耐えれないからだろうと。
過去に例がないわけでしょうが、これだけの芸能事務所でありながら社長が記者会見できないことは異常と言われても仕方がないでしょう。
思い起こせば、「加計」の理事長が岡山の地元での緊急記者会見で済ませたお粗末な事例はありますが。
さらに、被害者が記者会見をしたのが外国特派員向けの会場だったこと。
元をただせは、英国のBBCがこの問題を報道したこと。
日本のメディアであり政治であり社会がこの問題を自ら解決できないことに、
世界の報道機関が無視できなくなったことでしょう。
皮肉としか言いようがないのですが、五輪の暗部が「日本という媒体」を通して露呈されたことと同じです。
日本社会が持つ前へ進む力の弱さには失望しかありません。
記者会見もできない組織が芸能界の劣化にどれだけ貢献したことでしょうか。
またその芸能事務所になにもいえなかったマスメディア特にテレビメディアには情けなさを通り越して怒りさえ覚えます。
共犯的な関係といっていいでしょう。
現場はまだしも社の幹部が出す方針が間違っているのです。
テレビ離れはとっくに始まっていてかつてのような高視聴率を出す番組はなくなりました。
例外的だったのがWBCの視聴率です。
そのため、視聴率稼ぎにいつまでもWBCの選手を追いかけています。
放送するなというわけではありません。
それを放送するなら、もっと必要な報道もしてほしいのです。
知りたいと思えばネットを頼るしかないのが現状です。
しかしネットでは、情報収集力に限りがあるのも確か。
多くの情報は新聞記事などからの受け売りです。
その意味では新聞に頑張ってもらうことが必要なのですがちょっと情けない。
さてジャニーズ事務所ですが今後は第3者による委員会設置、そして現経営陣の退場でしょう。
国内でしか通用しない芸能界を改革できるかどうかです。
世界に通じる政治、司法、経済、芸能へ、
それぞれに地道な改革を展開していくしかありませんね。
間に合えばいいのですが。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!