岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

高畑勲展その6、『火垂るの墓』 いよいよです。

2020-09-22 10:29:30 | 高畑勲

1988年

火垂るの墓 Grave of the Fireflies

映画/1988年4月16日公開/88分/ 原作/野坂昭如 監督・脚本/高畑勲 キャラクターデザイン・作画監督 間宮芳生 

製作/新潮社 制作/スタジオジブリ

アジア・太平洋戦争末期、身を寄せていた家を出て、二人だけで生きていこうとした兄妹の悲劇を描く野坂昭如の同名小説の映画化。

高畑とメインスタッフは、神戸の三宮など映画の主要舞台をロケハンし、その成果を山本二三のリアルな背景美術や、百瀬義行によるレイアウトなどに生かされた。作画監督の近藤義文は高畑からの難しい要望に応え、悲劇的な状況の中で短くも懸命に生きた兄妹の姿を瑞々しく描いた。

カタログより

↓ 近藤義文と百瀬義行によるイメージボード

↓ この着色の素晴らしさに唖然としました。

空襲の様子は、高畑自身の岡山大空襲の体験から描かれています。

焼夷弾の怖さが克明に描かれています。

映画を観ていると後半になると辛くなります。

このような戦争を2度としてはならないとつよく思います。

高畑勲監督の最高傑作です。

もちろん、日本アニメーション映画の金字塔です。

続けたいと思います。

 

27日まで、岡山県立美術館にて開催中です。

予約が必要ですが、困難は場合は美術館にても受け付けてくれます。

平日が安心してみることができると思います。

 

お読みいただきありがとうございました。



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