岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

あれから 4年に。

2009-03-20 10:03:07 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全

週末に京都に帰ると、新聞やテレビ放送が関西版になる。
JR西日本福知山線脱線転覆事故の記事も読むことができる。
京都に居る時は、事故の記事を読むことが多かったが、岡山ではこの記事に触れることは少ない。

ということは、関西に住むブロガーが、この事故のその後を発信することに意味があるのではないか。

JR西日本福知山線脱線転覆事故が起きたのは、2005年4月25日の9時17分。尼崎駅手前のカーブだった。
福知山線は尼崎を経由して東西線に名を変え、大阪市内を貫通し、再び学研都市線と名を変え
生駒山の北を回って、京都府京田辺市に入っていく。
京田辺市には同志社大学のキャンバスがある。
このJR線は、学生に通学路線でもあった。
そのため、多くの学生が被害をあった。

2005年の春、大学に入学した新入生が、この3月に卒業することになる。
事故から4年がたった。

20日の毎日新聞の記事には、事故に遭い重傷を負った同志社大学文学部4年の
三井花菜子さんが同日、卒業式を迎えることが書かれていた。

花菜子さんは、事故当時2両目に乗車、鎖骨が折れ肺も損傷し、1ヶ月入院した。
心的外傷後後遺症(PTSD)のため、電車に乗れなくなり、大学近くに下宿することを
余儀なくされた。
神戸市の「こころのケアセンター」で治療し、学業に励み、就職活動も行うことができたという。

母親のハルコさんは、「苦しい時期もあったが、本当によく頑張った」と話された。

この春、特別な思いを持って4年間を振り返る学生さんも多くいらっしゃると思います。

卒業おめでとうございます。
新たな旅立ちです。
幸多かれと祈ります。

※吉備路の春



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