岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

JR西 組織的関与だった。

2009-09-27 20:33:26 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
山崎前社長と旧友の一線を越えた不祥事と思ったら、
なんとJR内部にある対策審議会からの指示という。
今度は、事故調部会長への約10回にわたる接触が明らかになった。
その対策審議室の室長は、現副社長になっている。

事故調(国土交通省航空・事故調査委員会)の委員は10名。
鉄道担当は4名。
そのうち、旧国鉄出身はなんと3名!
後一人は、大学教授。
私鉄関係者は一人もいない。
鉄道担当以外は航空担当。1名のみ航空と鉄道を兼務。

これでは、旧国鉄の委員の意見が通らないわけがない。
その委員がJR西に通じていたのだから、これはひどい話だ。

もちろん、国交省の官僚出身者が委員の中心にいるわけだ。

鉄道マニアといわれる前原大臣には、このようなわけのわからないメンバー構成は
しっかりチェックしていただきたい。

それにしても、今まで国交省大臣はなにをしていたのだろうか。
いけいけどんどんで、なにもしなくてよかったのだろう。
おかげで、大掃除を新大臣にさせている。

この際、オールジャパンの大掃除をするしかない。
いくらでも産業廃棄物がでてくるぞ。

※手を上げている人が円盤投げ優勝の室伏由佳さん。みんな体格が好いからか、とてもおおらか。
体格が似ている砲丸投げ選手も笑顔が多かった。

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3 コメント

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お粗末ですね (Maa-chan)
2009-09-27 23:35:14
 国鉄が分割民営化されて20年以上になりますが,未だに国鉄の「悪しき」体質が一番残っているのが,JR西日本のような気がします。(JR四国もまだまだですね)他のJRが「国鉄」を脱して久しい中で,福知山線の事故があり,それを隠そうとし,さらには事故調査すら変えようとしたというのは,いかにも「役所」らしいところです。

 会社幹部の責任は認めず,亡くなった運転士に責任転嫁をするというのは,言語道断です。きちんと責任を明らかにしておくこと,そして何より事故で得た教訓こそが,日々の安全運行の第一歩であると思います。
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懲りない面々 (岩清水)
2009-09-28 20:59:47
言語道断。
法令順守という言葉や、倫理という言葉はこの組織にはないのでしょう。
会社のためなら何でもあり。
現代の組織とはいえない。

トップの総入れ替えしかないでしょう。
それでも十分営業は成り立っていきます。

それほど今回の不祥事は衝撃的でした。
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Unknown (Unknown)
2009-09-29 16:11:40
事故の後で異例の出世をしたであろう。死んだ人の痛みはまだ感じていません。隠蔽しない幹部は皆無。できれば張本人の若い運転手に報告したらいい。墓参りしていないやろう。
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